オートキャッチ系、新勢力、「デュアルキャッチモン」が2019年、日本でも販売が開始された。
後発商品だけあり、先発商品の「GO-TCHA」や「ポケットエッグ」などと比較しても、
かなり研究され、機能が洗練されている印象。
今回は、次世代機である「デュアルキャッチモン」の実力を、じっくり検証していきたい。
音声ガイド機能の付いた次世代機「デュオモン」の詳細レビューは下記、関連記事を参照
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「デュアルキャッチモン」とは?
「デュアルキャッチモン」は、台湾の「Sperry Corporation(華王貿易有限公司)」からMegacomブランドで販売されている「次世代オートキャッチ系ウェアラブルデバイス」。
所謂、ポケモンの自動捕獲器であり、ポケモンやアイテムのオートキャッチに対応し、危険な“歩きスマホ”を防止できるため、ポケモンGOでは必須級デバイスとなる。
因みに、「Sperry Corporation」はゲーマーの間で評価の高いガジェット「クロノスマックスプラス」で、広く知られている。
最大の特徴は、同時に“2つのID”と接続できる点。
単4形乾電池2本で駆動するため、サイズは「Pokémon GO Plus」や「GO-TCHA」と比べると、やや大きめで、接続方式などは「ポケットエッグ(Pocket Egg)」系と近い。
- ポケモンの自動捕獲
- ポケストップからの自動アイテム回収
今回、紹介する商品は“公認デバイス”ではなく、所謂“サードパーティ”。
動作保証に関しては、自己責任となる。
つまり、ペアリングのやり方が分からなかったり、将来的にポケモンGOアプリがアップデートして動作対象外になっても、ナイアン(Niantic, Inc.)はトラブルの大小に関わらず一切サポートしてくれない。
逆に言うと、“公認”ではないことに、“公式からのサポート対象外”という意味以上の旨趣はないため、自分の環境で問題なく使える場合は、特にデメリットはないし、サードパーティによっては、独自のサポートを提供しているメーカーもある。
しかし、一部の無垢なトレーナーの間では、“非公式”というイメージだけで、非公式を(規約違反的な意味合いで)非難する動きがあるようだ。
筆者の見解としては、公式か非公式かよりも、“歩きスマホ”を防止することに意味があると考えているため、
そのような“歩きスマホ防止”の観点が欠落した、短絡的な非公式デバイス非難論には疑問を抱いている。
詳細はこちら
デュアルキャッチモンと先発品との比較
本体サイズ比較
デバイス | 外観 | サイズ | 重量 | 最安値を探す |
デュアルキャッチモン | 70×70×20 (mm) |
52.7g | Amazon | |
POCKET EGG | 83×65×20 (mm) |
74g | Amazon | |
Pokémon GO Plus | 46×33×17.5 (mm) |
13.3g | Amazon | |
GO-TCHA | 14×35×10 (mm) |
5.3g | Amazon |
「デュアルキャッチモン」の本体サイズは、見ての通り、「Pokémon GO Plus」や「GO-TCHA」と比較すると、やや大きい。
これは、後述のバッテリー方式とも関係するのだが、
「デュアルキャッチモン」は、充電式ではなく、乾電池式のため、
乾電池収納用のスペース確保のためにも、物理的にこれ以上は小さくならない。
類似品と比較すると、やや大きめの印象だが、このサイズには、このサイズならではのメリットもある。
特に「GO-TCHA」でよく聞くトラブルが、小さすぎて“紛失”してしまう事故。
野外で持ち歩くウェアラブルデバイスは、必然的に失くしてしまうリスクがつきまとう。
また、ガチ勢になると、たいていは常時、繋ぎっぱなしで自動捕獲をする関係で、
カバンなどに本体を入れっぱなしにしていることが多い。
そんな時も本体サイズが小さすぎると、いざカバンの中から探す時も一苦労することがある。
その点、「デュアルキャッチモン」のこのサイズ感であれば、
カバンの中に入れっぱなしにしておく分には、それほどこのサイズは気にならないし、
必要な時に、本体を探す場合は、見つけやすい利点がある。
小さければ何でもよいというわけでもないわけだ。
バッテリー方式(比較)
デバイス | 外観 | バッテリー方式 | 待機時間 | 最安値を探す |
デュアルキャッチモン | 単4形乾電池 (2本) |
600時間 | Amazon | |
POCKET EGG | 単3形乾電池 (2本) |
2,160時間 | Amazon | |
Pokémon GO Plus | コイン形電池 (CR2032) |
2,400時間 | Amazon | |
GO-TCHA | 内蔵リチウム電池 (40mAh) |
48時間 | Amazon |
バッテリーに関しては、前述の通り、「デュアルキャッチモン」は乾電池方式を採用している。
この辺りは、使用者の好みにもよるが、
「GO-TCHA」のUSBによる充電方式には、課題も多い。
まず、本体サイズをコンパクトに設計した関係で、搭載しているリチウム電池が40mAhと少なく、
連続使用でガチるとバッテリーが半日もたない。
また、専用充電ケーブルが設計上の問題で、故障(接触不良)しやすい弱点がある。
そして、内蔵電池最大の課題が、電池寿命。
つまり、ハードに使えば使うほど、内蔵電池の寿命は縮まり、満充電後の連続使用時間は短くなっていく宿命がある。
その点、「デュアルキャッチモン」は、乾電池方式を採用しているため、
新品の電池と入れ替えれば連続使用時間が短くなることはない。
連続使用でガチっても数日は余裕で、オフライン時はオートスリープにより最長600時間待機できる。
こういった乾電池方式の特徴は、ポケモンGOのリアルイベント時や、海外渡航時に心強い。
万が一、電池が切れても、電池交換により即座に完全復活できるのは、
常時捕獲し続ける運命を背負ったガチ勢には、差がつくポイントになるだろう。
同じ電池型方式の「Pokémon GO Plus」との違いは、
「デュアルキャッチモン」はドライバーなどの工具がなくても、
簡単に電池の入れ替えができる点にアドバンテージがある。
Bluetooth接続方式(比較)
デバイス | 外観 | アプリ側操作 (再接続) |
デバイス側操作 (再接続) |
最安値を探す |
デュアルキャッチモン | タップ操作必要 | 不要 | Amazon | |
POCKET EGG | タップ操作必要 | 不要 | Amazon | |
Pokémon GO Plus | タップ操作必要 | ボタン操作必要 | Amazon | |
GO-TCHA | タップ操作必要 | ボタン操作必要 | Amazon |
どの商品も「DA14580(SmartBond DA14580 Bluetooth low energy)」というチップセットを搭載しているため、基本性能に大きな差異はないが、
ファームウェアのチューニングにより、各デバイスで個性が出てくる。
「Pokémon GO Plus」の“仕様”で、1時間ごとに自動的にタイムアウトするため、1時間以上プレイする場合は再接続が必要なのだが、
この再接続の際に、「Pokémon GO Plus」や「GO-TCHA」では、デバイス本体のボタン操作が必要になる。
この1時間ごとの再接続の手間は、ガチる場合は、馬鹿にならないロスとなる。
一方、「デュアルキャッチモン」は、
ポケモンGOのアプリ側の操作のみで再接続が可能。
この利便性は、一度、体験すると、もう後戻りできないほどの快適さがある。
これは、電池容量に余裕のある「デュアルキャッチモン」だからできる芸当で、
スマホからの接続要求に、デバイスが直接反応できるように独自設計してあるため。
また、後発品の「デュアルキャッチモン」は、Bluetooth接続には一際、こだわりのチューニングを施してあり、
反応速度や接続安定性に関しては、他の追随を許さないレヴェルに到達している。
2つのアカウント同時接続
「デュアルキャッチモン」最大の特徴が、“2つのID”と同時接続できる点。
これは、実際に使ってみるまでは、その利便性に気付かなかったが、
当センター攻略班協力のもと、2ID運用を検証してみた結果、
想像以上の使い勝手だと判明した。
と、いうのも、配偶者や子供など、家族で使う場合に、まず最初に思いつく方法が、オートキャッチなどの2台持ち。
しかし、この方法だと、当たり前だが、
デバイスの数だけ、“管理”と“紛失”のリスクが倍増する。
特に、自分はガチ勢だったとしても、
散歩の同伴程度で付き合ってくれているライト勢の配偶者や、
まだ手のかかる子供に対して、ウェアラブルデバイスを個別に預けるのは、
はっきり言って、リスクでしかない。
預けられた方も荷が重いだろう。
その点、「デュアルキャッチモン」なら、これ一台を自分のカバンの中に忍ばせておくだけで、
配偶者や子供の分まで、自動で捕獲してくれる。
ガチ勢だろうと、ライト勢だろうと、砂稼ぎは責務。
一緒に散歩がてら、家族の分まで自動でポケモンを捕獲し、砂を稼いでくれるのは、便利な事この上ないだろう。
また、この機能の可能性として、
ポケモンGO休眠勢の友人などと、リアルイベント(Safari Zoneなど)に行った際、
事前に友人の端末ともペアリングしておけば、友人のポケモンも自動で捕獲し続け、
ポケモンGO復帰の手助けができる。
これは、普段、1人で単独プレイしているトレーナーも、
いざという時に、自動捕獲を“シェア(共有)”できれば、複数人で協力することで楽しめるポケモンGOの布教活動にも役立つことになる。
競合製品との違いまとめ
- 本体サイズが適度な大きさのため、紛失リスクが少ない
- 新品電池と交換できる乾電池式は、内蔵電池式のように電池寿命が縮まって連続使用時間が短くなることはない
- 電池式は新品電池と交換すればすぐに使えるため、充電時間のロスタイムがない
- 2つのアカウントを管理できるため、家族で使う時に便利
- 電池交換にドライバーなどの専用工具が不要
- 自動タイムアウト後の再接続の手間が最小限
旧製品や類似品とのスペック比較などは下記、関連記事も参照
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「デュアルキャッチモン」徹底レビュー
開封の儀
化粧箱(表面)
「デュアルキャッチモン」のパッケージ(表)は見ての通り。
デバイス本体のデザインは、ポケストップをイメージしていることが分かる化粧箱。
日本向けの正規品に限り、カタカナの「デュアルキャッチモン」というシールが貼ってある。
化粧箱(側面と裏面)
パッケージの側面及び裏面は見ての通り。
ここでのポイントは、パッケージ裏面の“技適マーク”。
技適マーク
日本向けの正規品に限り、パッケージ裏面と、「デュアルキャッチモン」本体の裏面に“技適マーク”が貼られている。
内容品について
- デュアルキャッチモン本体
- 本体用ソフトケース(保護カバー)
- ストラップ
- 取扱説明書(日本語)
本体(表面)
「デュアルキャッチモン」は類似品と比較すると、やや大きめだが、手のひらに納まるサイズで、
カバンなどに入れっぱなしで使う分には、前述の通り、大きすぎず、小さすぎず、ほどよいサイズ感だろう。
「デュアルキャッチモン」は、Bluetooth接続の有効範囲が20m(Class 2)で、
ポケモンGOアプリとの再接続の際も本体操作が不要のため、
カバンの中から取り出さなくても使える配慮が行き届いている。
デザインに関しては、ポケストップをイメージしており、高級感こそないが、
全体的に、まるっこくて、モチっとしており、美味しそうというか、もっちり系のスイーツっぽいデザイン。
会社などのオフィスに持ち込んでも、ポケモンを自動で捕獲する類いの玩具には見えないため、
万が一、上司や同僚に「デュアルキャッチモン」が見つかっても、ランチの後のデザートだと言い張れる。(いや、言い張れない)
本体(裏面)
本体を裏返すと、本体上部にストラップを取り付けられるストラップホールと、
本体下部に、スライド開閉式の電池カバーを確認できる。
この電池カバーを外すと、電池を交換できる。
本体用ソフトケース(保護カバー)
付属品には、デバイス本体のソフトケース(保護カバー)も付属している。
ソフトケース装着時
本体に傷をつけたくない場合や、ちょっとした滑り止め効果もあるため、好みに応じて装着してもよいだろう。
ただ、この手のソフトケースは、ホコリも吸着しやすいため、筆者は基本、使うことはない。
筆者は、簡易な防水対策も兼ねて、「チャック付きポリ袋」を使うことが多い。
野外で使うことが前提の、ポケモンGO用の精密機器は、急な雨でも水濡れしないように、防水対策は常に心掛けておきたい。
ストラップ
付属のストラップ。
「デュアルキャッチモン」は本体操作が不要で、カバンに入れっぱなし運用ができるため、
あえて、ストラップをつけて、直接、持ち歩く必要性は感じないが、
ストラップが付いていた方が、取り出しやすかったり、落下防止の命綱として、もしもの際の保険にはなる。
ソフトケースとストラップ装着時
取扱説明書(日本語)
日本向けの正規品のみ、日本語対応の取扱説明書が付属する。
「デュアルキャッチモン」の使い方
電池交換について
電池交換時は、「デュアルキャッチモン」裏面の、電池カバーを下にスライドして、カバーを取り外せば、交換できる。
「Pokémon GO Plus」のように、電池カバーにネジ止めはされていないため、
ドライバー不要で、工具がなくても即座に電池交換可能。
スライド式の電池カバーのため、本体下部側が開放されており、
電池交換の際は、本体下部側から電池に爪をかけて電池の出し入れを行うのだが、
奥側が両方、円錐バネになっており、一瞬、電池の向きに戸惑う。
と、いうのも、日本人は慣例的に円錐バネ側が電池の「負極端子側」と刷り込まれており、
無意識下で慣例的に電池をセットしてしまうと、電池の向きを間違うことになる。
一応、本体にも「+」と「-」マークが刻印されており、電池の向きは分かるようになっているし、
本体下部側の負極は板バネになっているため、区別は可能。
念の為、電池の向きを間違わないように、よく確認してから電池をセットするように。
スライド式の電池カバーの場合、奥側が両方、円錐バネの方が電池の出し入れ自体はし易いため、構造的には理にかなっている。
単4形アルカリ乾電池
因みに、電池は付属していないため、事前に単4形アルカリ乾電池を2本以上、用意しておくこと。
ファンクションキー
「デュアルキャッチモン」は、一度、正しくペアリングし、設定を済ませてしまえば、
あとは、ポケモンGOアプリ側の操作のみで完結するため、非常に便利。
とにかく、最初の初期設定でつまずかないことが肝要。注意深く正しい手順を踏むように。
各種設定は、LEDステータスライト(ファンクションキー)から行う。
ペアリング(初回)方法
ペアリング(初回)の流れ
- スマホのBluetoothをONにする
- 自動捕獲デバイスの電源をONにしてペアリングモードにする
- ポケモンGOアプリの設定メニューから「デバイス/サービスの接続」メニューを開く
- 「外部デバイス」メニューの「使用可能なデバイス」からグレーアウトしている「Pokémon GO Plus」をタップ
- 「使用可能なデバイス」の「Pokémon GO Plus」がアクティブになればペアリング完了
全体の流れは上述の通り。
それでは、各ステップについて詳細に解説していく。
スマートフォンのBluetoothをONにする
メインメニューの開き方
フィールド画面からメインメニュー
- フィールド画面で、モンスターボールアイコンをタップする
- メインメニューが開くので、「設定(歯車アイコン)」を選択
設定メニューの開き方
設定メニューから「デバイス/サービスの接続」
- 設定メニューの「デバイス/サービスの接続」を選択
- 「デバイス/サービスの接続」メニューが開くので、「外部デバイス」を選択
デュアルキャッチモンに電池をセットする
「デュアルキャッチモン」は電池をセットすると、自動的に起動し、
1Pと2PのLEDステータスライトが緑色に数回点滅した後、接続待機モードとなる。
(ペアリングが成功すると、LEDステータスライトが紫色に点滅する。)
ポイント
- 「デュオモン」に、新品の「単4形 アルカリ乾電池 2本」をセットする
- 1Pと2PのLEDステータスライトが数回緑色に点滅してから待機モードになる
- ポケモンGO(アプリ)側の「使用可能なデバイス」欄にグレーアウトした「Pokémon GO Plus」アイコンが表示される
ペアリングの確認
接続完了
- 「使用可能なデバイス」欄のグレーアウトしているアイコン(Pokémon GO Plus)をタップする
- 「Pokémon GO Plus」のアイコンがアクティブになればペアリング完了。(右端にリジェクトボタンも表示される)
- 接続が成功すると、通知の制御ができる「ON/OFF」ボタンも出現する
デバイス側のペアリング成功通知
ペアリングが成功すると、LEDステータスライトが紫色に点滅する。
備考
デュアルキャッチモンは使用可能なデバイスが2ヶ所表示される
設定について
電池をセットし、ペアリングが完了したら、「デュアルキャッチモン」で、どのような挙動をしてほしいか、自分好みの設定に変更しておくとよい。
ここの設定を怠ると、間違った設定のまま使ってしまい、「デュアルキャッチモン」に対するストレスや不満の原因となる。
モードの変更方法について
モードの変更方法
- 「デュアルキャッチモン」の「ファンクションキー」を1回押すごとに設定できる項目が切り替わる。
- 「ファンクションキー」を1回押すごとに「青色」→「緑色」→「紫色」と切り替わる。
- 「デュアルキャッチモン」の「ファンクションキー」を3秒押し続けると「ON/OFF」が切り替わる。
【青色】ペアリング解除
「デュアルキャッチモン」を新しいスマホ(端末)とペアリングするには、古いスマホ(端末)とのペアリングを解除する必要がある。
「ペアリング解除」は、「デュアルキャッチモン」の「ファンクションキー」を「青色」になるまで切り替え、
「ファンクションキー」が「青色」になったら、再度「ファンクションキー」を3秒間、長押しする。
この時、「ファンクションキー」は「青色」と「黄色」に点滅する。
ポイント
- ペアリング解除に成功すると、「ファンクションキー」が「緑色」に点滅。
- ペアリング解除に失敗すると、「ファンクションキー」が「赤色」に点滅する。
【緑色】通知音の「ON/OFF」
「通知音」の「ON/OFF」は、「デュアルキャッチモン」の「ファンクションキー」を「緑色」になるまで切り替え、
「ファンクションキー」が「緑色」になったら、再度「ファンクションキー」を3秒間、長押しする。
ポイント
- 通知音「ON」設定が適用されると、「ファンクションキー」が「緑色」に点滅。
- 通知音「OFF」設定が適用されると、「ファンクションキー」が「赤色」に点滅する。
「通知音」の「ON/OFF」は、基本は「OFF」がおすすめ。
そうすれば、カバンに入れっぱなし放置で、使いたい時だけポケモンGOアプリから接続し、「デュアルキャッチモン」をあまり意識せずにマイペースに使える。
1時間ごとの再接続時に、確実に再接続したい場合は「ON」にしておけば、接続が切れるたびに通知音で知らせてくれるため、タイマー代わりに使える。
【紫色】バイブ機能の「ON/OFF」
「バイブ機能」の「ON/OFF」は、「デュアルキャッチモン」の「ファンクションキー」を「紫色」になるまで切り替え、
「ファンクションキー」が「紫色」になったら、再度「ファンクションキー」を3秒間、長押しする。
ポイント
- バイブ機能「ON」設定が適用されると、「ファンクションキー」が「紫色」に点滅。
- バイブ機能「OFF」設定が適用されると、「ファンクションキー」が「赤色」に点滅する。
「バイブ機能」の「ON/OFF」は、基本は「OFF」がおすすめ。
そうすれば、カバンに入れっぱなし放置で、使いたい時だけポケモンGOアプリから接続し、「デュアルキャッチモン」をあまり意識せずにマイペースに使える。
道具がいっぱいになった時や、モンスターボール切れなど、ステータスを常時確認したい時は「ON」にすればよい。
通知音とバイブ機能を同時に「OFF」
「通知音」と「バイブ機能」を同時に「OFF」にするには、
1Pと2Pの「ファンクションキー」を同時に3秒間、長押しすることで、2つのボタンは「赤色」に数回点滅し、
「通知音」と「バイブ機能」を同時に「OFF」にできる。
ステータス確認
通知について
「デュアルキャッチモン」起動後の時間経過で通知タイミングが変化する。
通知タイミング
- 3分以内:「10秒ごとにステータス通知」
- 3分~10分以内:「30秒ごとに1回通知」
- 10分以上:「通知を停止」
ペアリングと接続ステータス
ゲーム中のステータス
一般的なBluetooth接続に関する仕様について
- 「Pokémon GO Plus」の“仕様”で、ポケモンGOとの連続接続時間は“1時間”となる。1時間ごとに自動的にタイムアウトするため、1時間以上プレイする場合は再接続が必要。
- 「Bluetooth Low Energy」の非対応スマホがスリープ状態になると、3~5分で自動的にタイムアウトする。
これらは、ポケモンGO側の仕様や、Bluetoothの仕様のため、素直に1時間経ったら再接続する習慣を身につける他ない。
1時間経つ前にポケモンGO(アプリ)側で手動切断後、すぐに再接続すれば、デバイス側の本体操作不要で繋げることも可能。
ただし、端末の相性や、環境により再現できない場合もある点には注意。
また、Bluetooth製品の使用する2.4GHz帯は、Wi-FiやISMバンド(電子レンジなど)で多用される周波数帯のため、相互干渉や混信が発生しやすい。
すぐに接続が切れる場合は、電波干渉が起こってないか確認し、Wi-Fiとの同時接続を自粛したり、5GHz帯のWi-Fiを使用するなど、ユーザー側での対策が必要だろう。
「デュアルキャッチモン」は、手動切断などの操作をせずとも、デバイス側の操作不要で再接続ができる。
総括
使用感
「デュアルキャッチモン」は後発品だけあり、
先発品である「GO-TCHA」や「ポケットエッグ」を、かなり研究している印象。
そのため、先発品で課題だった部分の改良や、
ポケモンGOトレーナーへのアンケート調査による、不満点や要望の汲み取り、
更に、ガチ勢のニーズにも応え、
オートキャッチとしての“完成度”をこれでもかと上げてきた。
実際に使用してみると、まず感心するのが、
ポケモンGOアプリとの接続安定性。
やはり、毎日使う道具だからこそ、基本的な部分の性能が快適性に直結する。
「繋げやすく、切れにくく、再接続の手間が最小限」
これは、ファームウェアの独自チューニングにより、実現しており、
Bluetooth接続に関しては、かなりこだわりを感じる。
ガチ勢になるほど、常時ポケモンを捕獲し続ける必要があるため、
逆に、そこには意識をもっていかれたくない。(呼吸のごとく)
要するに、カバンなどに入れっぱなし放置で、自動で捕獲し続けてほしいわけだ。
「デュアルキャッチモン」は、一度設定を済ませてしまえば、
“カバン内放置”が可能な設計になっている。
どういう事かというと、電池持ちがよく(最長600時間)、
再接続も、ポケモンGOアプリだけで完結するため、
本当に「デュアルキャッチモン」はカバンに入れっぱなし放置で、
一切、触れる必要も、見かける必要すらない。
この完全放置を決め込める利便性は、一度体験すると、もう他には戻れない。
また、オートキャッチ系の特徴でもある、ポケモン発見からの捕獲、
アイテム回収の反応速度は、ゴープラ系とは比較にならないほど爆速。
やはり、ボタンを押さなくても自動で捕獲できるアドバンテージは大きい。
一応、この反応速度に関しては、早すぎるとBANになってしまうため、
「デュアルキャッチモン」には、0~0.5秒のランダム遅延機能を搭載している。
これだけでも正直、先発品から乗り換える価値があるが、
「デュアルキャッチモン」には、2つのIDと接続できる機能も備える。
これは、実際に使ってみるまでは、その価値に気付かなかったが、
様々な可能性を秘めていると感じた。
やはり、ポケモンGOは複数人で協力し合ってプレイを楽しめる設計になっているため、
家族や友人を誘って、みんなでプレイした方が楽しい。
とはいえ、全員が全員、ポケモンGOのガチ勢ではない。
休眠勢や復帰勢、ライト勢もいれば、エンジョイ勢もいる。
当然、みんなが、みんな、ウェアラブルデバイスを持っているわけでもない。
そんな時に、自動捕獲を“シェア(共有)”できる「デュアルキャッチモン」は、
家族や友人の“歩きスマホ”防止にも一役買ってくれ、自動で砂も稼いでくれる。
このように、非常に完成度が高く、様々な可能性を秘めた「デュアルキャッチモン」。
乗り換える価値も十分あるため、ガチ勢には是非一度、体験してみてほしい。
だが、公式デバイスではないため、使用は自己責任の点には注意。
歩きスマホを防げる価値
筆者の見解としては、公式か非公式かなど、些末な問題でしかない。
そんなことより、ポケモンGOをプレイする上で、
間違いなく“歩きスマホ防止”に一役買っているデバイスに対し、
安易に「非公式は問答無用で悪!」のような短絡的な主張で、非公式デバイスを十把一絡げに非難する風潮には疑問を抱いている。
実際に、“生身の人間の移動”が伴うポケモンGOというゲームは、
一般的なゲームのような仮想空間だけでは完結しない。
リアルな“現実空間も舞台の一部”である以上、
現実社会への迷惑や悪影響は、
絶対に阻止しなければならない。
「じゃあ、公式デバイスだけ使えばいい」という、意見もあるが、
理想論だけでは、残念ながら“歩きスマホ”を減らすことはできない。
肝心の歩きスマホをしてしまうユーザーへ、
“届かなければ”意味がないのだ。
世界屈指のアクティブユーザー数を誇るポケモンGOには、
文字通り、億単位で様々な人間が存在している。
全員が全員、規律を遵守し、真面目にゲームをプレイする人間ばかりではない。
また、デザインが子供っぽかったり、ボタンを押さなければGETできない公式デバイスでは、訴求できない者へも、
デザインや機能が豊富なオートキャッチなら「使ってみよう」と思う者は確実に存在する。
そういった者へも“届く(訴求できる)”ことがサードパーティの強みでもある。
動機が不純であろうと、運営非公式デバイスであろうと、
“人命”に関わる“歩きスマホ”を阻止できる意義の方が、遥かに大きい。
歩きスマホをするくらいなら、後ろめたくとも非公式デバイスを使っていた方が現実社会への迷惑は減る。
筆者の見解としては、公式、非公式、問わず、一人でも多くの“歩きスマホ”が減らせれば、それでよい。
備考
ペアリングできない時のチェックポイント
- スマホ側のチェックポイント
- 自動捕獲デバイス側のチェックポイント
- ポケモンGOアプリ側のチェックポイント
- 「Android」及び「iOS」固有のチェックポイント
スマホ側のチェックポイント
スマートフォン側
- スマートフォンの充電は十分か?
- スマートフォンのBluetoothはONになっているか?
- 2.4GHz帯の電波干渉はないか?
スマートフォンのBluetoothはONになっているか?
スマホ側のBluetoothがOFFのままでは、当然繋がらないため、
スマホ側のBluetoothがONになっているかは、一番最初に確認すること。
自動捕獲デバイス側のチェックポイント
自動捕獲デバイス側
- 自動捕獲デバイスの電池や充電は十分か?
- 電源スイッチ搭載機の場合は、電源がONになっているか?
- ペアリングモードになっているか?
- どうしてもペアリングできない場合はリセットしてみる
自動捕獲デバイスの電池や充電は十分か?
ペアリングできない時の見落としがちな点に、自動捕獲デバイスの電池が古かったり、充電不足がある。
新しい電池に替えたり、フル充電をしたら、あっさりペアリングできる事があるため、確認してみるとよい。
電源がONになっているか?
自動捕獲デバイスの機種によっては、電源スイッチを搭載しているものがある。
電源スイッチ搭載機の場合、当然、電源をONにしないと繋がらない。
ペアリングモードになっているか?
自動捕獲デバイスの機種によっては、ペアリングモードでないとペアリングできない場合がある。
ペアリングモードにしてからペアリングを試みるとよい。
リセット(工場出荷状態)にしてみる
自動捕獲デバイスの機種によっては、リセットモードやリセットボタンが搭載されており、工場出荷状態に戻せるものがある。
どうしても繋がらない場合の最終手段として、リセットできる機種の場合は、リセットしてからペアリングをすると、あっさり繋がる場合がある。
ポケモンGOアプリ側のチェックポイント
ポケモンGOアプリ側
- ペアリング設定先に「Pokémon GO Plus」を選んでいるか?
- 以前使っていた古い捕獲デバイスが、登録されたままになってないか?
ペアリング設定先に「Pokémon GO Plus」を選んでいるか?
自動捕獲デバイスのペアリング先は「Pokémon GO Plus」。
捕獲デバイスを複数所持しており「Pokémon GO Plus」が複数表示される場合は、ペアリングしたいデバイス以外の電源はOFFにすると、ペアリングしたいデバイスのみ表示されるようになる。
以前使っていた古い捕獲デバイスが、登録されたままになってないか?
以前使っていた古い捕獲デバイスが登録されたままになっている場合、新しい自動捕獲デバイスのペアリングができない場合がある。
念のため、古い捕獲デバイスはリジェクトし、登録を解除してから、
新しい自動捕獲デバイスのペアリングを試みると良い
「Android」固有のチェックポイント
「Android」のチェックポイント
- 「Bluetoothペアリングの要求」ポップアップをタップする
「Bluetoothペアリングの要求」ポップアップをタップする
Android10以降は、Bluetooth接続時に「Bluetoothペアリング要求」のポップアップが表示されるため、
毎回、手動でタップし、ペアリングを許可する必要がある。
「iOS」固有のチェックポイント
「iOS」のチェックポイント
- 「Pokémon GO アプリ」にBluetoothのアクセス許可を与えているか?
「Pokémon GO アプリ」にBluetoothのアクセス許可を与えているか?
iPhoneのホーム画面から「設定アプリ」を選択
- 「Pokémon GO アプリ」の「Pokémon GO Plus 設定メニュ―」に「Bluetoothがオフになっています。」と表示される。
- iPhoneのホーム画面から「設定アプリ」を選択し、設定メニューを開く
- 設定メニューの最下部付近にある「Pokémon GO」をタップ
「Pokémon GO アプリ」のアクセス許可設定画面
- グレーアウトしているBluetoothへのアクセスを許可するボタンをタップ
- Bluetoothへのアクセスを許可するボタンがアクティブ(緑色)になれば、「Pokémon GO アプリ」の「使用可能なデバイス」欄に自動捕獲デバイスが表示されるようになる
まとめ
ペアリングできない時は、
- 「スマホ(OS含む)」に原因があるのか?
- 「自動捕獲デバイス」に原因があるのか?
- 「ポケモンGO(アプリ)」に原因があるのか?
それぞれ原因を切り分けて、一つずつ確認していくと問題を特定しやすい。