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ポケモンGO_バトル性能解説_エレキブルS2

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【ポケモンGO】エレキブルのバトル性能解説【でんきタイプ最強!?】

ポケモンGO_プレイ日誌_1画像用_電気タイプ3強比較_エレキブル-ライコウ-サンダー
シンオウの石が追加され、遂にエレキブルへの進化が解禁された。

2019年1月現在、ポケモンGOにおける「でんきタイプ」3強といったら、「サンダー」「ライコウ」「エレキブル」で異論はないであろう。

今回は、この3種の戦闘能力を多角的に判断し、でんきタイプ最強の座を決定したいと思う。

注意

ジム戦及びレイドバトルでのバトル性能を評価しています。




ステータス(実数値)比較

攻撃力

言わずもがな、ポケモンGOで最優先ステータスは攻撃力である。

そこで、この3種のPL40時、攻撃個体値F(15)の攻撃力実数値を比較すると、

攻撃力実数値比較
エレキブル 208.63920264
ライコウ 202.31680256
サンダー 211.80040268

1位サンダー、2位エレキブル、3位ライコウという結果。

防御力

続いて、防御力。

PL40時、防御個体値F(15)の防御力実数値を比較すると、

防御力実数値比較
エレキブル 140.67340178
ライコウ 165.96300210
サンダー 158.06000200

1位ライコウ、2位サンダー、3位エレキブルという結果。

HP

続いて、HP。

PL40時、HP個体値F(15)のHP実数値を比較すると、

HP実数値比較
エレキブル 154.89880196
ライコウ 175.44660222
サンダー 175.44660222

※小数点以下切り捨て

1位同率でライコウとサンダー、3位エレキブル。

ステータス(実数値)比較、所感

さすがに、ステータスの総合力を比較してしまうと、準伝説のサンダー&ライコウと、一般ポケモンのエレキブルでは分が悪い。

このでんきタイプ3強のステータス配分の傾向としては、準伝説同士のサンダーとライコウでは、サンダーが攻撃特化型、ライコウが攻撃寄りのバランス型といった印象。

一般ポケモンであるエレキブルは攻撃特化型で、サンダーにステータス配分の傾向が近いが、全体的に能力値は及ばないといった感じか。

ここでは、ポケモンGOでの最優先ステータスである攻撃力が、準伝説のライコウよりもエレキブルの方が勝っている点がポイントであろう。

タイプ比較

タイプ相性表_防御_エレキブル_ライコウ_サンダー_1901

先程のステータス(実数値)比較では、ポケモンGOで最優先ステータスとされる、攻撃実数値が最も高いのが、サンダーだったわけだが、タイプの内訳を見ると、純粋なでんきタイプではなく、ひこうタイプも含まれていることがわかる。

ひこうタイプが加わることで、でんきタイプの天敵であるじめんタイプに対して有利に立ち回れるようになる。…のだが、

ポケモンGOの現バトル環境(ジム・レイド)では、基本的に後出しジャンケンで、じめんタイプに対してわざわざサンダーを選出する理由がないため、次に挙げるデメリットの方が目立つようになってしまう。

基本的にでんきタイプ「みずタイプキラー」及び「ひこうタイプキラー」として使いたいわけだが、みずタイプの多くがこおりタイプの技を覚えられる。

つまり、みずタイプポケモンに対して、サンダーを繰り出すと、こおり技で反撃を食らう可能性が高いのだ。

更に三鳥(ひこうタイプの代名詞)の一角、フリーザー(こおりタイプ/ひこうタイプ)に対しても有利に立ち回れない。

これが、ひこうタイプを持つサンダーの大きなデメリットとなってしまう。

一方、エレキブルとライコウは純粋な「でんきタイプ」のため、「でんきタイプ」としての“役割”を持たせやすい。

反撃を恐れずに「みずタイプキラー」、「ひこうタイプキラー」として存分に活躍させることができるからだ。

習得わざ比較

ポケモンGOの現バトル環境(ジム・レイド)では、わざにバフ・デバフといった状態異常効果や追加効果が存在しないため、わざの種類による戦略幅はほぼ皆無といってよい。

そのため、わざの性能は単純にDPS(Damage Per Second)EPS(Energy per Second)効率の差となる。

このDPSを理論値通りに享受するためには、ゲージの抱え落ちを極力回避しなければならない。

ゲージ技を安定的に放つには、やはり一本ゲージ技よりも、分割ゲージ技の方が小回りが効くため、現環境では優れていることになる。

今のところ、技の取り回し良さとDPSバランスを考慮すると、“2分割ゲージ技”が最適となるケースが多い。

つまり、タイプごとにあらかじめ最強の技セット(通常技とゲージ技の組み合わせ)が存在し、その技セットを習得できるかどうかがポケモンの評価に直結する。

最強の技セット(一例)

かくとうタイプの最強技セット
わざ1(通常技) カウンター
わざ2(ゲージ技) ばくれつパンチ
ドラゴンタイプの最強技セット
わざ1(通常技) ドラゴンテール
わざ2(ゲージ技) げきりん
でんきタイプの最強技セット
わざ1(通常技) でんきショック
わざ2(ゲージ技) ワイルドボルト

でんきタイプ最強の技セット

「でんきタイプ」最強の技セットは「でんきショック」×「ワイルドボルト」。

この組み合わせで技を習得できるのはエレキブルとライコウとなる。

サンダーはでんきタイプの優秀な通常技であるでんきショックが「特別なわざ」扱いで、通常入手不可。

更に、超優秀な“2分割ゲージわざ”であるワイルドボルトを覚えることができない。

でんきタイプ最強の攻撃実数値を誇りながら、技セットに恵まれなかったサンダー。

対して、最強の技セットを習得可能なエレキブルとライコウでは、エレキブルの方が攻撃実数値が高いという関係となっている。

エレキブルとライコウが習得可能な最強技セット
わざ1(通常技) でんきショック
わざ2(ゲージ技) ワイルドボルト
サンダーが習得可能な最強技セット
わざ1(通常技) でんきショック(特別なわざ)
わざ2(ゲージ技) 10まんボルト


わざ性能によるバランス調整

サンダーが劣化版ワイルドボルトである10まんボルトしか覚えることができないのは、バトルの戦略幅がほぼ皆無のポケモンGOにとって、あえて“最強”を作りださないように“わざ性能”でバランス調整をしている感が否めない。

これは、伝説ポケモンといえど、課金さえすればレイドで大量に捕獲出来てしまう仕様上、攻撃種族値の高い伝説ポケモンに、最強の技セットも与えてしまうと、

それ以外が産廃化してしまうため、ゲーム環境に多様性を持たせるためには致し方ないことなのかもしれない。

キラー対象への実践

対ギャラドス(みず/ひこう)戦(ジム)

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_対ギャラドス_190123更新

多くの耐性を持つギャラドスは高ステータスでジム置き要員として優秀な部類である。更にカイリキーストッパーとしての役割も持つため、ジム防衛で抜擢されることが多い。

しかし、このギャラドス、「でんきタイプ」に対してW弱点となっており、でんきタイプの技を繰り出せば2.56倍のダメージを与えられる。

ギャラドスに対してでんきタイプをあてがうことは定石であり、でんきタイプが最も輝くのもギャラドス討伐の際である。

ギャラドスの討伐時間はエレキブルが頭ひとつ抜けて1位という結果となった。

ただし、ギャラドスに関してはでんきタイプのわざの通りが良すぎて、ワイルドボルトではオーバーキル気味の傾向がある。もう少し発生時間の早いゲージ技なら、更にタイムを縮められるだろう。

対シャワーズ(みず)戦(ジム)

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_対シャワーズ_190123更新

ポケモンGOにおけるシャワーズは、お手軽に作れる強ポケの代表格である。

特にリリース初期は入手難易度と性能とのバランスを欠いた凶悪な強ポケモンとして量産された。

かつての栄華は影を潜めているが、今でもHP値の高いシャワーズはジム置きの選択肢として十分に機能する。

シャワーズは典型的なHPオバケで、攻撃力と防御力は低めとなっている。

僅差だが、サンダーが討伐時間1位となった。

タイプ相性倍率の変更で、ジム戦でのワイルドボルトがオーバーキル傾向にあり、威力は低くても発生時間の早いわざの方が時間を短縮できている。

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対ラプラス(こおり/みず)戦(ジム)

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_対ラプラス_190123更新

かつては最強のカイリューキラーとして君臨し、そのバトルでの強さと、野生湧きの希少性から羨望の対象であったラプラス。

最初のCP調整の餌食となって弱体化してからは、あまり表舞台で持てはやされることはなくなったが、ジム置きの際のポテンシャルは今なお健在で、シャワーズと肩を並べるHPと、より硬い防御力を備えている。

やはり、シャワーズ戦と同様、タイプ相性倍率の変更で、ジム戦でのワイルドボルトがオーバーキル傾向にあり、威力は低くても発生時間の早い10まんボルトの討伐時間が僅かに早い結果となった。

ただし、氷使い代表のラプラス相手にサンダーは悪手となる。

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対ルギア(エスパー/ひこう)戦(レイド)

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_対ルギア_190123更新

ここからはレイドバトルでの評価を考察する。

ルギアは防御力が高いため、レイドバトルでは硬いボスの代表格である。ルギア討伐に相性の良いバンギラスも、ハイドロポンプ持ちのルギアと当たるとカウンターを食らう関係で、安定して攻略するためにはルギアのわざをすべて等倍以下で受けれるでんきタイプが最適。

レイドバトルの場合、ジム戦以上に攻撃実数値と最強技セットの影響が強まる。守りを捨て、攻撃に徹した方が良好な結果を得ることが多いからだ。

人数さえ揃っていれば勝ちは確定するレイドバトルの場合、討伐時間内でより多くのダメージを与え、どれだけダメージボーナスを稼げるかが勝負となる。

そうなると、攻撃実数値が高く、最強技セットが習得可能なエレキブル優位は必然といえる。

対フリーザー(こおり/ひこう)戦(レイド)

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_対フリーザー_190123更新

フリーザーには、いわタイプのわざが2.56倍で刺さるため、現環境では、あえてでんきタイプに固執する理由はないが、手持ちの関係でいわタイプが手薄な場合、「ひこうタイプキラー」としてでんきタイプを選出することは全然アリである。

ただし、ここでも、こおり技を得意とするフリーザーに対してサンダーを選出することは悪手となる。

エレキブルとライコウでは、通常技のダメージ量で勝るエレキブルが、ダメージボーナス観点からも優勢。

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対スイクン(みず)戦(レイド)

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_対スイクン_190123更新

純粋なみずタイプのスイクンにはでんきタイプくさタイプが有利属性だが、くさタイプに強いポケモンが少ないため、でんきタイプが活躍しやすいレイドボスといえる。

タイプ相性倍率の変更により、対スイクン戦でも、3強内で通常技のブレークポイントが発生。

最強の技セットだが、通常技のダメージ量が1低いライコウと、通常技のダメージ量は1高いが技セットで劣るサンダーの討伐能力が拮抗し、その両方で優位なエレキブルが頭ひとつ抜けた結果となった。

つまり、ダメージボーナス狙いならエレキブルが筆頭株となる。

育成難易度

エレキブルの育成難易度

エレキブルは強化用のアメを

  • タマゴ孵化
  • 相棒(3km)
  • ポケモンの巣(野生湧き)

と、比較的集めやすい。

個体値厳選も、タマゴ孵化とポケモンの巣で狙えるため、根気さえあれば低コストで厳選できる。

ただし、現状、「シンオウのいし」の入手が限定的のため、最終進化の難易度は高め。

サンダー及びライコウの育成難易度

サンダーとライコウは伝説ポケモンのため、

タマゴ孵化の対象外で、ポケモンの巣の対象でもない。(野生湧きなし)

相棒距離も20kmと効率が絶望的。

強化用のアメは、期間限定の5玉レイドを周るか、「ふしぎなアメ」を投入するしかない。

正直、育成難易度はかなり高いといえる。

ただし、天候ブースト時ならPL25の状態で確保できるため、育成なしでも使える即戦力級ポケモンとして艦隊が組める。

そういった意味で伝説レイドは、初心者や復帰勢がお手軽に手持ちを充実させられて便利。

ポケモンGO_でんきタイプ_討伐比較_ライコウPL_190123更新

タイプ相性倍率変更により、天候ブースト中の伝説レイドで入手できる「PL25ライコウ」と「MAX強化済みのPL40ライコウ」で、通常技のダメージが同じとなった。

通常技は連打が効くため、ダメージ量が“1”違うことは致命的な差となるのだが、「PL25ライコウ(天候ブースト時)」ならその問題をクリアしている。

育成コストを節約したい場合は、天候ブースト時を狙いたい。

ただし、攻撃時の天候が天候ブースト中だと、「MAX強化済みのPL40ライコウ」の通常技のダメージが5に対し、未強化(PL20、PL25)だとダメージ4で、やはり通常技の与ダメージが変わってしまう。(MAX強化できるなら、MAX強化しておくアドバンテージはある)

総括

やはりポケモンGOにおいて、攻撃力は大正義である。

攻撃実数値が高く、最強の技セットを習得できれば、それだけで価値が見出せる。

確かに総合ステータスでは、伝説ポケモンが圧倒的有利なのは揺るぎない事実なのだが、ポケモンGOでは回避行動を行えば、被ダメージを75%カットできる。

これは防御力とHPの低さをプレイヤースキルでかなり補えてしまえることになる。

更にレイドバトルでは、勝てるか負けるかの閾値は“参加人数”で決まるため、勝ち確のバトルでは、守りは完全に捨て、攻めに徹することでダメージボーナスを稼げる。

この時、自陣の防御力が低い方が被ダメージが増え、ゲージ技の発動タイミングが早まるため、与ダメージの密度が濃くなる。

この与ダメージの濃度がレイドバトルでは極めて重要で、密度の濃いダメージを繰り出すためには、攻撃実数値が高く、最強の技コンボを習得でき、防御実数値は低い必要がある。

つまりエレキブルはレイドバトルにおいて理想的なステータスバランスとなっている。

ポケモンGOで渇望されていた「でんきタイプ」

ポケモンGOは“ポケモン”というブランドの影響があまりに強いため、位置情報ゲームの部分が忘れられがちだが、ポケモンGOのコンセプトは明らかに「現実世界を歩いて探索し、ポケモンを捕獲すること」がメインである。

そのため、バトル面については、正直、おまけ程度、それこそ「崖から飛び降りながら飛行機を組み立てている」感じで、ユーザーからのフィードバッグを得ながら、バトルデザインのバランス調整をしている。

このような背景から、ポケモンGOでのバトルの歴史を振り返ると、リリース当初の「シャワーズ優遇」、第一世代に、強いみずタイプが多いなど、バランスの偏ったみずタイプの台頭が長らく続いた。

リリース当初の、シャワーズから放たれるみずでっぽうの凶悪さは、バランスもへったくれもない状態で、そこら中に湧くイーブイからお手軽に進化できる(アメ25個)シャワーズが最強クラスのバトル性能であったのだ。

このため、このシャワーズの進撃を食い止めるために、シャワーズの弱点をつけるくさタイプでんきタイプの強ポケが渇望されていた。

しかし、第一世代では強いでんきタイプが存在せず、くさタイプを持つナッシーが頑張っていたが、

少し頑張れば作れてしまうギャラドスにはくさタイプの通りがよくないため、やはり強いでんきタイプが待ち望まれていた。

エレキブルの解禁は、長くポケモンGOをプレイしてきたトレーナーほど、感慨深いものがある。



 

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