チルタリスの基本性能
図鑑No.0334 | 種族値 | SCP | ||
攻撃 | 141 | 561 | ||
防御 | 201 | 1697 | ||
HP | 181 | 2508 | ||
合計 | 523 | 2508 |
チルタリスの弱点と耐性
弱点 | 耐性 |
|
|
チルタリスの覚える技
通常技 | DPT | EPT | 威力 | ゲージ | 時間 |
3.60 | 2.50 | 7.2 | +5 | 2 | |
りゅうのいぶき | 4.80 | 3.00 | 4.8 | +3 | 1 |
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
102 | -55 | 1.85 | |
りゅうのはどう | 108 | -60 | 1.80 |
マジカルシャイン | 110 | -70 | 1.57 |
ムーンフォース* | 110 | -60 | 1.83 |
バフデバフ技 | 対象相手 | 対象stat | 倍率 | 確率 |
---|---|---|---|---|
ムーンフォース | 相手 | 攻撃 | 0.8倍 | 10% |
チルタリスの概要
PvP性能ポイント
鬼削り技「りゅうのいぶき」
リリース当初からプレイしているポケモンGOトレーナーなら、りゅうのいぶきという技には特別な思い入れがあることだろう(カイリューの進化ガチャ)。
そんなりゅうのいぶきが、PvPで破格の性能を与えられた。
PvP黎明期から、“鬼削りブレス”の異名を持つりゅうのいぶきを、タイプ一致で連射できるチルタリスは、混沌とした黎明期環境下で、
あらゆるポケモンをりゅうのいぶき一本で薙ぎ倒してきた。
その“圧倒的な強さ”は、瞬く間に、
りゅうのいぶきとセットで、チルタリスという名をPvP界の歴史に刻み込んだ。
GBLシーズン1時点での技性能で解説
スーパーリーグ向きの「耐久型」
通常技に、異次元の“壊れ性能”であるりゅうのいぶきを授けられたチルタリスは、この壊れ技をタイプ一致で放てる点でも優れている。
更に、スーパーリーグで通りが良く、ダメージ効率、回転率ともに申し分ないゲージ技、
も覚えられるチルタリスは、技セットにも恵まれた。極めつきなのが、制限リーグ向きのステータス比率である「耐久型」であること。
このように、チルタリスは、スーパーリーグで最強クラスの性能を秘めている。
「メガニウム」キラー
レジスチルとナマズン台頭による対策で、フシギバナよりもメガニウムがスーパーリーグ環境に増えてきているが、
チルタリスは、くさとじめんに二重耐性をもっているため、このメガニウムを完封することができる。
メガニウムとチルタリスの対面を作れた場合、大幅な“起点アド”がとれるだろう。
「こおり技」に要注意
スーパーリーグ最強クラスのチルタリスだが、
唯一にして、最大の弱点なのが、こおり技が二重弱点である点。
スーパーリーグ環境トップメタで、対面確率も非常に高いマリルリが、
りゅうのいぶきに二重耐性を持っており、
更に、れいとうビームも搭載しているため、マリルリとは基本、対面しない立ち回りが安全。
また、タイプ相性的には優勢なナマズン対面でも、シールドを剥がされたあとは、
一撃死の可能性があるふぶきを叩きこまれる可能性があるため、油断しない立ち回りが肝要。
「トリデプス」は天敵
チルタリスの長所は、りゅうのいぶきと の技セットが優秀な点なのだが、
環境に増加し続けるはがね連中には、このどちらにも耐性があるため、強みが活かせない対面となっている。
その中でも、最も警戒しなければならないのが、トリデプス。
苦手なマリルリ対面でも、基本性能の高いチルタリスなら、シールドがあれば健闘する。
だが、トリデプス対面だけは、文字通り手も足も出ない。
チルタリスからの技は全て、かすり傷程度のダメージしか与えられないのに対し、
チルタリスは、トリデプスのうちおとすだけで沈められてしまうため、この対面を作られると、大幅な“起点アド”をとられてしまう。
技の変更履歴一覧
ゴッドバードの技変更履歴
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | |||
96 | 45 | 2.13 | |
GBLシーズン6(2020年12月1日~2021年3月2日) | |||
90 | 45 | 2.00 | |
GBLシーズン16(2023年9月2日~12月2日) | |||
90 | 50 | 1.80 | |
GBLシーズン20(2024年9月4日~12月4日) | |||
102 | 55 | 1.85 |
マジカルシャインの技変更履歴
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | |||
マジカルシャイン | 100 | 70 | 1.43 |
【GBL前】第2期(2019年2月1日~7月10日) | |||
マジカルシャイン | 110 | 70 | 1.57 |
ムーンフォースの技変更履歴
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | |||
ムーンフォース | 130 | 70 | 1.86 |
GBLシーズン2(2020年5月12日~7月28日) | |||
ムーンフォース | 110 | 60 | 1.83 |
GBLシーズン3(2020年7月28日~9月15日) | |||
ムーンフォース | 110 | 60 | 1.83 |
バフデバフ技 | 対象相手 | 対象stat | 倍率 | 確率 |
---|---|---|---|---|
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | ||||
ムーンフォース | - | - | - | - |
GBLシーズン2(2020年5月12日~7月28日) | ||||
ムーンフォース | 相手 | 攻撃 | 0.8倍 | 30% |
GBLシーズン3(2020年7月28日~9月15日) | ||||
ムーンフォース | 相手 | 攻撃 | 0.8倍 | 10% |
バランス調整の影響
「ゴッドバード」弱体化
GBLシーズン6「後半」(2021年1月12日~)からのバランス調整で、 が弱体化した。
チルタリスのゲージ技は、
以外は、あまり良い技をもらっていないため、主砲の弱体化はかなり痛い。とはいえ、それまでの
が優秀すぎる技性能だったため、PL上限解放に伴うバランス調整での弱体化は、致し方ないのであろう。(巻き添え組が不憫)
入手・育成ポイント
入手可能な最低個体値
入手先 | 最低PL | 最低IV | 組合せ |
野生 | 1 | 0 | 4096通り |
サードアタック解放は格安
そんなチルタリスは、PvPでの育成で必須クラスの、サードアタック開放コストも、
「ほしのすな:10,000」「アメ25個」と格安。
進化にアメ「400」個
だが、チルットからの進化にはアメ「400」個と、初心者や、復帰勢には少々ハードルが高い。
個体厳選や、アメ確保には「ポケモンの巣」通いが必要になる。
コミュデイ対象
2021年5月15日に進化前のチルットが、コミュニティ・デイの対象となり、
特別な技ムーンフォースが授けられた。
既存技で同タイプのマジカルシャインはもちろん、チルタリスにとってタイプ一致わざであるりゅうのはどうよりも、
ムーンフォースの方が等倍でのダメージ効率が勝るため、コミュデイ以降は、特別な理由がない限り、
ムーンフォースの技セットがテンプレ型となる。
とチルタリスの個体値厳選
理想個体値(SCP1位)
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3FF | 59.21 | 88.82 | 80 | 9.5 | 500 | 561 | |
0EF | 101.44 | 154.67 | 141 | 29 | 1497 | 1697 | |
FFF | 131.87 | 182.58 | 165 | 51 | 2293 | 2508 | |
FFF | 123.29 | 170.7 | 154 | 40 | 2004 | 2190 | |
FFF | 124.07 | 171.78 | 155 | 41 | 2030 | 2218 | |
FFF | 131.09 | 181.5 | 164 | 50 | 2266 | 2478 | |
FFF | 131.87 | 182.58 | 165 | 51 | 2293 | 2508 |
各種レギュに於ける理想個体値の補足
- GBLでのCP500以下レギュレーションでは、CP制限以外にも出場条件が設定されるケースが多いため、実際には参戦できない場合あり
- 野生出現しないポケモン(リワード産やレイド産限定)や、トレードに制限のあるポケモン(伝説や幻のポケモンなど)は、最低PLや最低個体値が条件に応じて適用されるため、その範囲内での理想個体値となる
- 上記条件などにより、入手時点でCPがCP制限を超えてしまい、理想個体値が存在しない場合は"-"と表示
- 理想個体値(SCP1位)が複数存在する場合は、個体値の総和が最大のものを代表として表示
- マスターリーグでは、通常マスター(PL50)+相棒ブースト適用(PL51)と、MLクラシック(PL40)+相棒ブースト適用(PL41)毎にSCP表示
2020年12月1日からのPL上限解放に伴い、PL50まで強化可能となったことで、
スーパーリーグでも優秀だったチルタリスが、ハイパー環境へも殴り込み可能となった。
PL50まで「MAX強化」+「最高の相棒」によるCPブーストをかけてもCP2500には届かないため、理想個体は必然的に個体値100%となる。
スーパー環境とは異なり、ハイパー環境だと、ステ積(SCP)的には“並み(SCP2508)”程度と、ギリギリ及第点レヴェルの性能まで落ちてはしまうが、実は、同じような役割のカイリュー(SCP2344)よりも、チリタリスの方がCPは低いが、ステ積は上となる。
とはいえ、カイリューは通称“胃袋(りゅうのいぶき×ドラゴンクロー)”と呼ばれる、優秀な技セットを授かっているため、単純なステータス差だけでは、序列はつけられない。
特化厳選
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
B70 | 108.4 | 148.34 | 129 | 28.5 | 1500 | 1626 |
かつてのPL40時代、マリルリにりゅうのいぶきがブレークする、通称“2チル”が“特化厳選界隈”にも一大旋風を齎したが、
アメXL導入により、マリルリが“ムキマリ化”、
“2チル”を絶滅へ追いやった。
チルタリスは、特化厳選の“有効性”とともに、
その“危うさ“についても教えてくれたのである。
再び戦場に“2チル”を復活させるには、Sチルタリス登場を待つしかない。
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
00F | 103.17 | 147.07 | 143 | 30 | 1498 | 1676 |
チルタリスのミラー対面は、シールドを張り合った場合、通常技で決着がつき、
りゅうのいぶき対決にありがちな、“HPゲー”になるため、特殊レギュなどのミラーが多発することが想定さる場合は、
HP全振り個体(00F)も面白いだろう。
GBLシーズン17時点での環境に基づいて解説
特化厳選の実情は、パーティや立ち回りとセットでデザインする側面が強いため、“厳選には答えがない”というのも、一つの答えとなる。
特化厳選の実情
よく、有用な特化厳選(かつての2チルなど)が発見されると、その特化厳選が界隈で一時的に流行るが、話題になっているからといって、安易に飛びつくのは推奨しない。
明確な戦略もなく闇雲に特化厳選個体を使っても、(特化厳選の)コンセプトが分からず、使いこなせなければ、
ただSCPの低いだけの個体に成り下がり、せっかく苦労して厳選した個体なのに、倉庫番になってしまう可能性が高い。
更に、仮想敵やミラーに対する特化厳選は、シーズン毎の各種バランス調整や環境変化でブレークポイントが変わる可能性がある点にも注意したい。
特化厳選に関しては、一度、厳選したらそれで終わりという世界ではなく、環境が変わるたびに作り直すのが前提となる。
厳選は一度で終わらせたい場合や、あまり細かい事は深く考えずに、汎用的に使いたいのなら理想個体値(SCP1位)を使っておく事をオススメする。
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チルタリスの型(技セット)考察
チルタリスの技1回数とCT比較
1位 | 技1 | りゅうのいぶき | 技1回数 | 19,18,18,19 | |
技2 | CT | 18.33 | |||
2位 | 技1 | りゅうのいぶき | 技1回数 | 20,20,20,20 | |
技2 | りゅうのはどう | CT | 20.00 | ||
2位 | 技1 | りゅうのいぶき | 技1回数 | 20,20,20,20 | |
技2 | ムーンフォース | CT | 20.00 | ||
4位 | 技1 | 技1回数 | 11,11,11,11 | ||
技2 | CT | 22.00 | |||
5位 | 技1 | りゅうのいぶき | 技1回数 | 24,23,23,24 | |
技2 | マジカルシャイン | CT | 23.33 | ||
6位 | 技1 | 技1回数 | 12,12,12,12 | ||
技2 | りゅうのはどう | CT | 24.00 | ||
6位 | 技1 | 技1回数 | 12,12,12,12 | ||
技2 | ムーンフォース | CT | 24.00 | ||
8位 | 技1 | 技1回数 | 14,14,14,14 | ||
技2 | マジカルシャイン | CT | 28.00 |
「技1回数とCT」の補足
1位 | 技1 | つるのムチ | 技1回数 | 6,6,5,6 | |
技2 | ハードプラント | CT | 11.25 | ||
1位 | 技1 | シャドークロー | 技1回数 | 6,6,5,6 | |
技2 | イカサマ | CT | 11.25 |
図表の「技1回数」の数値は、各型のゲージ技(技2)を撃つのに必要な通常技(技1)回数で、
図表の「CT」の数値は、各型のゲージ技を撃つのに必要なターン数。
技1回数の周期について
例えば、フシギバナの「つるプラント型(通常技とゲージ技の組み合わせ)」の場合、つるのムチ(技1)を6回撃つとゲージ技(技2)発動に必要なゲージが貯まりハードプラント(技2)を撃てる。
つるのムチを6回撃つとゲージは48貯まり、ハードプラントのゲージ消費は45のため、ゲージが3余る。
そのため、ハードプラントを3回目に撃つ時には、余りのゲージ分だけ早くゲージが貯まり、つるのムチ5回で撃てる。
このように技1回数の周期を表では「6,6,5,6」と表記している。
型の性能はCTで比較する
CT(チャージターン)は、単体でこの数値を見てもあまり意味がなく、他の型(技セット)との性能を比較する際に役立つ。
例えば、フシギバナの「つるプラント型」はCTが、ヤミラミの「シャドイカ型」と同じ11.25のため、ゲージ技発動が同じタイミング、つまり“同発(同時発動)”になることが分かる。
このように、型(技セット)同士のCTを比較することで、どちらの型の方が先制できるのか、また、回転はどちらの方が早いのか、等が判断しやすい。
GBLシーズン20時点での技性能で用語解説
竜ゴドバムンフォ型
|
2021年5月15日に進化前のチルットが、コミュニティ・デイの対象となり、特別な技ムーンフォースが授けられた。
既存技で同タイプのマジカルシャインは勿論、チルタリスにとってタイプ一致わざであるりゅうのはどうよりも、ムーンフォースの方が等倍でのダメージ効率が勝るため、
コミュデイ以降は、特別な理由がない限り、ムーンフォースの技セットがテンプレ型となる。
とムーンフォースには、10%とはいえ、攻撃ダウンのデバフ効果も期待できるため、チルタリスにとっての主砲が であることに変わりはないが、ムーンフォースを授かったことは、戦略上大きな意味を持つだろう。
竜ゴドバりゅうは型
|
高性能なりゅうのいぶきと の組み合わせは、チルタリス固定セットで問題ない。
サードアタックを、どの技にするかで対処できる相手が変わってくるのだが、
りゅうのはどうは、マジカルシャインよりもゲージ量が少ないため、シールドを剥がし切ったあとの、ミラー対決などでは、早く撃てる「りゅうは型」が優勢。
また、でんきやいわに対処したい場合も、タイプ一致で放てるりゅうのはどうの方が使えるため、
の通りが悪いミラー戦や、マッギョなどを対策したい場合は、この型となる。
2021年5月15日に進化前のチルットが、コミュニティ・デイの対象となり、
チルタリスへ特別な技ムーンフォースが授けられた。
GBLシーズン7 時点では、タイプ一致のりゅうのはどうよりも、
ムーンフォースのダメージ効率の方が勝り、更にデバフ効果も考慮すると、
この「りゅうは型」を使う理由は、ほぼなくなった。
今後は、「ムンフォ型」がチルタリスの基本型となる。
2020年12月1日からのPL上限解放に伴い、PL50まで強化可能となったことで、ステ積的には、ハイパーでも通用するステータスを手に入れ、同じような役割のカイリュー(SCP2344)よりも、チリタリスの方がCPは低いが、ステ積は上となる。
とはいえ、カイリューは通称“胃袋(りゅうのいぶき×ドラゴンクロー)”と呼ばれる、優秀な技セットを授かっているため、単純なステータス差だけでは、序列はつけられない。
体感としては硬めのカイリューなのだが、ハイパー環境では中途半端な性能になりがち。
特に、通常ハイパーの覇者であるギラティナA(シャドクロ型)に、シールド1枚以上あれば確実に対面をとれるカイリューとは異なり、
チルタリスではギラティナAに突破されてしまい、役割を果たせない点が致命的。
通常ハイパー同様、ハイプレでもカイリューと似た役割運用だと、カイリューの劣化版になってしまいがち。
スーパー環境では
枠のライバルとして肩を並べていたエアームドとは、ハイパー環境ではだいぶ差をつけられてしまった。竜ゴドバ社員型
|
マジカルシャインはあまり性能の良い技ではなく、チルタリスではタイプ一致でも放てないので、使う場面はかなり限定的となる。
マジカルシャインが有効なのは、スーパーリーグ界、耐久オバケの一角、ブラッキー対面時で、
チルタリスの「社員型」は少数派のため、マジカルシャインを隠した立ち回りをしつつ、巧くブラッキーにマジカルシャインを撃ち込めれば、ブラッキーを沈められるようになる。
2021年5月15日に進化前のチルットが、コミュニティ・デイの対象となり、チルタリスへ特別な技ムーンフォースが授けられた。
GBLシーズン7 時点では、ムーンフォースがマジカルシャインの完全上位互換のため、この「社員型」を使う理由は一切なくなった。
同じような役割は、今後、「ムンフォ型」が担うことになる。
初手「チルタリス」パーティ考察
スーパー環境(CP1500以下)
古の「チル・マリ」並び
初手 | 裏(引き先) | 裏(貫通) |
「チル・マリ」並び | チルの天敵撃退枠 |
「チルタリス・マリルリ・レジスチル」構築は、
プレシーズンから続く、“元祖王道テンプレパ”。
ガンメタパと当たらない限り、立ち回りとプレイング勝負に持ち込めるため、上級者はもちろん、持ち前の高ステ積と技範囲の広さから、初心者が使っても強さを発揮できる、まさに、王道の中の王道テンプレパ。
GBLシーズン2で、Gマッギョが実装されてからは、レジスチル枠がGマッギョに置き換わり、
「チルタリス・マリルリ・Gマッギョ」構築が、新たな王道テンプレパとして、ロングセラーが続いている。
ポケモンが持つ“素の強さ”に、プレイングが加わることで、環境的に逆風であったとしても、巻き返せる可能性を秘めたパーティだといえる。
3体目はチルの天敵撃退枠
くさに強いチルタリスは、マリルリの相方として、太古から「チル・マリ」の並びとして使われてきた。
チルタリス視点では、裏の2体が、天敵であるトリデプスや、マリルリに強いことが条件のため、最後の枠はレジスチルやGマッギョが担うことが多いが、同じくトリデプスやマリルリに対抗できるメガニウムやラグラージ採用例も存在する。
「チルタリス・マリルリ・Gマッギョ」考察
初手 | 裏(引き先) | 裏(引き先) |
防御時のタイプ相性 | ||||||||||||||||||
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 超 | 虫 | 岩 | 霊 | 竜 | 悪 | 鋼 | 妖 | ||
強 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 弱 | 弱 | 弱 | |||||||||
強 | 強 | 弱 | 弱 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | |||||||||
強 | 弱 | 弱 | 強 | 弱 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | |||||
弱(約2.56倍)、弱(1.6倍)、強(約0.625倍)、強(約0.39倍)、強(約0.244倍)
|
初手にチルタリスを置き、出し負けの種類で、Gマッギョか、マリルリに引くパーティ。
GBLシーズン3以降、Gマッギョが流行ってからは、チルタリス自体の採用率が激減したが、
環境が一巡し、更にGマッギョのいわなだれ弱体化なども後押しして、再びチルタリス復活の兆しが垣間見える。
もともとチルタリスは、明確に苦手な相手以外は、
幅広くアタッカーとしての仕事がこなせる汎用性があり、
チルタリスを通すために、Gマッギョとマリルリで、チルタリスの障壁を排除する立ち回りをすれば、たいてい、チルタリスのゴリ押しが通る展開に、誘導できる可能性が高い。
もちろん、チルタリスが腐っている場合は、Gマッギョや、マリルリがフィニッシャーに転ずることも可能。
GBLシーズン3時点での環境に基づいて解説
裏が「かくとう弱点」2枚
初手 | 裏(引き先) | 裏(貫通) |
かくとう耐性 | かくとう弱点 |
GBLシーズン8でどくタイプが大幅に強化され、マリルリ抜き構築がトレンドになった際に再評価された初手チルタリス構築。
このギミックで代表的なパーティは「チルタリス・ヤルキモノ・ナットレイ」構築で、このパターン以外だと、
チルタリスの天敵である『トリデプスや、マリルリと互角以上に戦える「かくとう弱点」のポケモン』が条件のため、Gマッギョやレジスチル、トドゼルガが採用されやすい傾向にある。
「チルタリス・ヤルキモノ・ナットレイ」考察
初手 | 裏(引き先) | 裏(貫通) |
防御時のタイプ相性 | ||||||||||||||||||
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 超 | 虫 | 岩 | 霊 | 竜 | 悪 | 鋼 | 妖 | ||
強 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 弱 | 弱 | 弱 | |||||||||
弱 | 強 | |||||||||||||||||
強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | |||||||
弱(約2.56倍)、弱(1.6倍)、強(約0.625倍)、強(約0.39倍)、強(約0.244倍)
|
初手にチルタリスを置き、引き先にヤルキモノ、隠し玉ナットレイで貫通するパーティ。
裏の2体がかくとうに弱いギミックパの側面もあるため、頃合いを見てヤルキモノに引いてかくとうを釣り、チルタリスでかくとうを処理してしまえば、最後にナットレイが通りやすい。
引き先のヤルキモノが優秀なため、出し勝った際の対面維持や、出し負けた際の対面返しが成功すると、そのまま“対面ゲー”に持ち込める可能性が高い。
GBLシーズン8時点での環境に基づいて解説
備考
図表で省略された正確な倍率
タイプ相性倍率
ゲーム内コメント(タイプ相性) | タイプ相性倍率 |
効果はばつぐんだ!(二重弱点)
|
2.56倍 |
効果はばつぐんだ!(弱点)
|
1.6倍 |
通常ダメージ(等倍)
|
1倍 |
効果はいまひとつだ...(耐性)
|
0.625倍 |
効果はいまひとつだ...(二重耐性)
|
0.390625倍 |
効果はいまひとつだ...(無効)
|
0.390625倍 |
効果はいまひとつだ...(耐性×無効)
|
0.244140625倍 |
バフ・デバフ倍率
効果倍率 | バフ | デバフ |
1段階目 | 1.25倍 | 0.8倍 |
2段階目 | 1.5倍 | 0.66666667倍 |
3段階目 | 1.75倍 | 0.5714286倍 |
4段階目 | 2.0倍 | 0.5倍 |
種族類型
種族類型 | ステータス比率 | 特徴 |
耐久型 | (攻撃<防御≒HP) |
ステ積(SCP)が最大となり、ステータス上の強さは最強。攻撃実数値が最小のため、先制権は、ほぼない。
|
HPタンク型 | (攻撃≒防御<HP) |
ステ積(SCP)は耐久型に次ぐため、ステータス上の強さは上位。防御型と比較し、1ターン技などの攻撃間隔の短い技には優位だが、威力の高い通常技やゲージ技に対しては弱い。
|
防御型 | (攻撃≒HP<防御) |
ステ積(SCP)は耐久型に次ぐため、ステータス上の強さは上位。HPタンク型と比較し、威力の高い通常技やゲージ技には優位だが、1ターン技など、攻撃間隔の短い技には弱い。
|
バランス型 | (攻撃≒防御≒HP) |
ステ積(SCP)は低めのため、ステータス上の強さは弱め。攻撃実数値は高めのため、先制できることが多い。
|
攻撃型 | (防御≒HP<攻撃) |
ステ積(SCP)が最小となり、ステータス上の強さは最弱。攻撃実数値が最大のため、ゲージ技をほぼ確実に先制できる。
|
厳選基準の詳細
厳選基準 | 解説 |
理想個体 | SCP1位個体(全組合せ中、実数値の積が最大となる個体) |
攻撃特化 | 全組合せ中、攻撃実数値が最大となる個体 |
防御特化 | 全組合せ中、防御実数値が最大となる個体 |
HP特化 | 全組合せ中、HP実数値が最大となる個体 |
100内A特 | SCP100位以内に厳選された個体の中で、攻撃実数値が最大となる個体 |
100内B特 | SCP100位以内に厳選された個体の中で、防御実数値が最大となる個体 |
100内H特 | SCP100位以内に厳選された個体の中で、HP実数値が最大となる個体 |
レイド1位 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、SCPが最大となる個体 |
レイドA特 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、攻撃実数値が最大となる個体 |
レイドB特 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、防御実数値が最大となる個体 |
レイドH特 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、HP実数値が最大となる個体 |
相棒なし | 最高の相棒によるCPブーストを適用しない状態でのSCP1位個体 |
相棒あり | 最高の相棒によるCPブーストを適用した状態でのSCP1位個体 |