メルメタルの基本性能
図鑑No.0809 | 種族値 | SCP | ||
攻撃 | 226 | 507 | ||
防御 | 190 | 1522 | ||
HP | 264 | 2538 | ||
合計 | 680 | 4098 |
メルメタルの弱点と耐性
弱点 | 耐性 |
|
|
メルメタルの覚える技
通常技 | DPT | EPT | 威力 | ゲージ | 時間 |
でんきショック | 1.50 | 4.50 | 3.0 | +9 | 2 |
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
はかいこうせん | 150 | -80 | 1.88 |
10まんボルト | 90 | -55 | 1.64 |
ばかぢから | 85 | -40 | 2.13 |
いわなだれ | 65 | -45 | 1.44 |
ラスターカノン | 132 | -70 | 1.89 |
ダブルパンツァー* | 60 | -35 | 1.71 |
バフデバフ技 | 対象相手 | 対象stat | 倍率 | 確率 |
---|---|---|---|---|
ばかぢから | 自分 | 攻撃,防御 | 0.8倍 | 100% |
メルメタルの概要
PvP性能ポイント
当初は「でんき枠」を担う
【GBL前】黎明期(2018年12月13日~)環境では、マリルリやエアームドが大暴れしていた。
と、いうのも、当時は、有能なでんきタイプがほぼ皆無で、でんき不在によるみず、 連中の独擅場と化していたのが主な理由。
そんな中、当初、メルメタルは育成難易度が、かなり高い部類で、環境にメルメタルが出回るまでには時間を要していたが、徐々にメルメタルが環境に出回り始めると、でんき枠として頭角を現すこととなった。
でんきショックから比較的、早く、10まんボルトを撃てるメルメタルが、実質的な、でんき枠として、本業ははがねでありながらでんき界を背負い始めたのだ。
「ばかぢから」で大化け
【GBL前】第5期(2019年12月12日~)に実施された新わざ追加で、ばかぢからが実装され、メルメタルにも新たに、ばかぢからが授けられた。
ばかぢからが反動技だったこともあり、反動技研究の進んでいなかった当時は、その有用性に気づく者は少なかったが、
ごく一部のイノベーター界隈では、すでに、でんきショック持ちのはがねがばかぢからを授かったのは、
「ヤヴァ過ぎる…」と話題になっており、水面下で反動技研究が進められていた。
ばかぢからメルメタルが本格的に実戦投入されたのは、GBLプレシーズンのマスターリーグ(2020年2月25日~)からで、
マスターリーグ初日から、ばかぢからメルメタルのあまりの“強さ”に、度肝を抜かれたトレーナーが続出した。
正直、プレシーズンのランク10(最高ランク)に関しては、相棒ブーストディアルガと、このばかぢからメルメタルの準備が、
“間に合っていたかどうか”が、“決め手”だったと言っても、過言ではない。
それくらいの快進撃だった。
その後、評価を確固たるものとしたばかぢからメルメタルは、
スーパーリーグから、マスターリーグまで、
“全リーグ”で活躍する地位まで駆け上がった。
また、ばかぢからメルメタルよって、反動技研究が大きく前進した功績も大きいだろう。
GBLシーズン1時点での技性能で解説
技の変更履歴一覧
10まんボルトの技変更履歴
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | |||
10まんボルト | 80 | 45 | 1.78 |
【GBL前】第2期(2019年2月1日~7月10日) | |||
10まんボルト | 90 | 55 | 1.64 |
いわなだれの技変更履歴
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | |||
いわなだれ | 80 | 45 | 1.78 |
GBLシーズン6(2020年12月1日~2021年3月2日) | |||
いわなだれ | 75 | 45 | 1.67 |
GBLシーズン20(2024年9月4日~12月4日) | |||
いわなだれ | 65 | 45 | 1.44 |
ラスターカノンの技変更履歴
ゲージ技 | 威力 | ゲージ | DPE |
【GBL前】第1期(2018年12月13日~2019年2月1日) | |||
ラスターカノン | 132 | 65 | 2.03 |
GBLシーズン3(2020年7月28日~9月15日) | |||
ラスターカノン | 132 | 70 | 1.89 |
バランス調整の影響
「いわなだれ」弱体化について
GBLシーズン6 後半(2021年1月12日~)からのバランス調整で、いわなだれが弱体化した。
メルメタルには複数の“型”が存在するが、
どの型も、シールド駆け引き用途として、気軽に撃てるいわなだれ採用が多かっただけに、いわなだれ弱体化は、メルメタルには痛手となる。
特記事項
初お披露目はポケGO
2018年9月22日に開催されたチコリータのコミュニティ・デイ。
すっかり恒例となった月1のコミュデイだが、この日はコミュデイ終了直後から、突如、
“ナット型”の謎のポケモンが大量に湧き出し、
ニアバイ(ちかくにいるポケモン)表示も、謎の影で埋め尽くされた。
その異様なビジュアル、捕獲するとメタモンになってしまう事、事前告知もなかった事などから、
「ナイアン(Niantic, Inc.)がまた何かやらかした!?」
「ナイアン(Niantic, Inc.)、未発表ポケモンをお漏らしか!?」
「コミュデイでサーバー負荷が増大し、バグった!?」等々、
様々な憶測が飛び交った。
日頃の行いとは残酷なものである…。
後日(2018年9月25日)、ポケモン公式Twitter(当時)から「メルタン」の存在が発表され、
サプライズイベントであった事が明かされた。
厳密には、メタモンがメルタンに変身していたという設定上、あの日のイベントはメタモンの爆湧きイベントなのだが、
メルタンの“ビジュアル”が世界初お披露目になった事実には相違ない。
入手・育成ポイント
入手可能な最低個体値
入手先 | 最低PL | 最低IV | 組合せ |
野生 | 1 | 0 | 4096通り |
「ふしぎなはこ」を開けると野生で出現
入手方法
サプライズイベントから数ヶ月…
2018年11月16日発売の『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ(イーブイ)』で正式に初実装となった。
進化前のメルタン入手方法は、主に2通り存在し、
1つ目は、「スペシャルリサーチ」で、2つ目は「ふしぎなはこ」となる。
スペシャルリサーチ
スペシャルリサーチ「メルタンの謎を解け!」をクリアすることで、メルタンを入手可能。
ただし、この方法はメルタンの図鑑埋め色が強く、厳選やアメを集めるには、2つ目の「ふしぎなはこ」を只管、開けまくるしかない。
ただ、リワード産は、個体値A(10)以上が保証されているため、高個体値は狙えるかもしれない。
ふしぎなはこ
メルタンをメルメタルへ進化させたり、本格的に厳選、育成を目指す場合は、
「ふしぎなはこ」が必要不可欠となる。
メルメタルはPvPで“めちゃくちゃ強い”ため、是非とも育成しておきたい。
まず、「ふしぎなはこ」を“自力”で用意する場合は、「Nintendo Switch」と「ピカブイ」が必要になってくる。
メルタン入手手順
- ピカブイのストーリーをセキチクシティのGOパークまで進める
- Switch本体とポケモンGOを連携
- ポケモンGOから任意のポケモンを1匹以上、ピカブイへ送る
- 「ふしぎなはこ」を入手
- 「ふしぎなはこ」を開封すると60分間メルタン出現
- 一度「ふしぎなはこ」を開けると、3日間使用不可
自力で「ふしぎなはこ」を用意できる環境が整うと、気兼ねなく“厳選”し放題となるが、出費がかさんだり、ピカブイのストーリーを進めるなどの煩わしさがあるのも否めない。
「ふしぎなはこ」に関しては、“他力本願”も可能なため、
極度のコミュ障などでない限り、この方法もおススメする。
と、いうのも、この世の中には、「ふしぎなはこ」を善意で配り歩く、通称「ハコ配りおばさん」や「ハコ配りおじさん」という、奇特な方々が存在するため。
「ふしぎなはこ」きっかけで、コミュニティの輪が広がる可能性もあり、界隈で有名な「ハコ配りおば(おじ)さん」には、勇気を出して声をかけてみるのも良いかもしれない。
ただ、箱をおねだりする際は、最低限、礼節を弁える事を忘れぬように。
2020年11月11日からポケモンHOMEとの連携が開始し、ポケモンHOMEへポケモンを転送することでも「ふしぎなはこ」を受け取れるようになった。
交換できる幻
メルメタルは、“幻のポケモン”に分類されているが、交換ができたり、進化したりと、
幻のポケモンの中では、イレギュラーな存在に位置づけされている。
「ふしぎなはこ」を開けることで、野生湧きするため、CP制限リーグ向きの厳選が狙いやすかったり、トレードで個体値再抽選ができるなど、PvPを強く意識した仕様に感じざるを得ない。
ただし、幻のポケモンのため、サードアタックの開放コストは、砂10万、アメ100個と高額。
進化にアメ400個
メルタンからメルメタルへの進化にはアメ400個と、「ふしぎなはこ」の入手経路が開拓されてないトレーナーにとっては、なかなかのハードルとなる。
個体厳選や、サードアタック開放(アメ100個)などのことも考えると、本格的にPvPでメルメタルを使いたい場合は、
自力、他力、問わず、「ふしぎなはこ」を定期的に入手できる環境を整えておきたい。
定期的に入手できる環境が整ってからの、アメ集め小技集は下記の通り。
- 捕獲時にパイル系の実を使用
- 博士送りアメ2倍利用
- おこう時間倍増イベント利用
- おこう効果倍増イベント利用
有料先行技「ダブルパンツァー」
GBLシーズン13(2023年3月1日~)に実装された有料チケットによるタイムチャレンジ「博士の冒険チャレンジ(800円)」をクリアすると、特別な技ダブルパンツァーを覚えたメルメタルを入手できた。
また、有料チケット購入者はライジングヒーロー期間中にメルタンを進化させてもダブルパンツァーを習得できた。
現在は、「すごいわざマシンスペシャル」を使用することで習得できる。
メルメタルの個体値厳選
理想個体値(SCP1位)
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0BE | 69.17 | 61.52 | 85 | 5.5 | 500 | 507 | |
1FE | 119.39 | 107.82 | 146 | 15.5 | 1499 | 1522 | |
0DF | 153.94 | 138.28 | 190 | 26 | 2495 | 2538 | |
FFF | 190.46 | 162.01 | 220 | 40 | 3599 | 3585 | |
FFF | 191.67 | 163.04 | 221 | 41 | 3645 | 3626 | |
FFF | 202.51 | 172.26 | 234 | 50 | 4069 | 4054 | |
FFF | 203.72 | 173.29 | 235 | 51 | 4118 | 4098 |
各種レギュに於ける理想個体値の補足
- GBLでのCP500以下レギュレーションでは、CP制限以外にも出場条件が設定されるケースが多いため、実際には参戦できない場合あり
- 野生出現しないポケモン(リワード産やレイド産限定)や、トレードに制限のあるポケモン(伝説や幻のポケモンなど)は、最低PLや最低個体値が条件に応じて適用されるため、その範囲内での理想個体値となる
- 上記条件などにより、入手時点でCPがCP制限を超えてしまい、理想個体値が存在しない場合は"-"と表示
- 理想個体値(SCP1位)が複数存在する場合は、個体値の総和が最大のものを代表として表示
- マスターリーグでは、通常マスター(PL50)+相棒ブースト適用(PL51)と、MLクラシック(PL40)+相棒ブースト適用(PL41)毎にSCP表示
2020年12月1日からのPL上限解放に伴い、PL50まで強化可能となった。
2020年12月1日時点では、伝説のアメXL集めは鬼畜難易度のため、比較的MAX強化が現実的な範囲内である、メルメタルMAX強化が通常マスター攻略の鍵を握る。
2021年3月12日から、「アメXL」の入手難易度が緩和され、メルメタルは、進化前のメルタンが「おこう(ふしぎなはこ)の野生出現+確定でアメXL」が入手できるため、全ポケモン中、最もPL50強化し易いポケモンとなった。
特化厳選
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
F11 | 126.75 | 100.46 | 139 | 15.5 | 1499 | 1463 | |
F20 | 126.75 | 100.98 | 138 | 15.5 | 1500 | 1461 | |
F01 | 126.75 | 99.93 | 139 | 15.5 | 1495 | 1458 | |
F02 | 126.75 | 99.93 | 139 | 15.5 | 1498 | 1458 | |
F10 | 126.75 | 100.46 | 138 | 15.5 | 1496 | 1456 | |
F00 | 126.75 | 99.93 | 138 | 15.5 | 1493 | 1451 |
スーパー環境でのミラー対決は、ゲージ技で勝敗が決するため、攻撃実数値が重要となってくる。
メルメタルミラーで先制だけを意識した場合、個体値F11(攻撃実数値126.75)にすれば、同発では絶対、自分が“上”を取れるようになるのだが、それでは、SCPの犠牲が激しく、汎用性が著しく低下してしまうため、
意識したい仮想敵からの、被ダメージの威力が切り替わるブレークポイントを基準に、「ゲージ技の先制権」と「耐久力」の妥協点を探ることになる。
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6F1 | 122.02 | 107.82 | 139 | 15.5 | 1495 | 1495 | |
6F2 | 122.02 | 107.82 | 139 | 15.5 | 1498 | 1495 | |
7F0 | 122.54 | 107.82 | 138 | 15.5 | 1499 | 1492 | |
6F0 | 122.02 | 107.82 | 138 | 15.5 | 1492 | 1488 |
「SCP100位以内に厳選された攻撃最大のメルメタル(攻撃実数値121.59)」よりも攻撃実数値を高くしつつ、
「SCP100位以内に厳選された攻撃最大のチャーレム」のカウンターや、「SCP100位以内に厳選された攻撃最大のSニョロボン」のカウンターなどのブレークを抑えられる、防御実数値107.77超えの個体値6F1辺りのメルメタルなら、攻防特化で個体値が振れており、有力候補だといえるだろう。
ただし、この特化厳選には注意点があり、最初からばかぢからを撃ち合う立ち回りだと「SCP1位のメルメタル」相手にはシールド消費後のばかぢからの撃ち合いで、相手がミリ耐えしてこちらが負ける展開になってしまう。
これは、ばかぢからが反動技のため、自身にデバフがかかって最後のばかぢからで決めきれないのが原因。
対策としては、最初の2回はいわなだれでブラフを仕掛けるなど、できるだけデバフのタイミングを遅らせる立ち回りにすれば、先制権はこちらにあるため、シールド消費後のばかぢからで確実に仕留められるようになる。
GBLシーズン17時点での環境に基づいて解説
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
E01 | 163.48 | 129.42 | 180 | 26 | 2498 | 2438 | |
E10 | 163.48 | 130.1 | 179 | 26 | 2500 | 2438 | |
E00 | 163.48 | 129.42 | 179 | 26 | 2493 | 2429 |
ハイパー環境も、スーパー環境同様、ミラー対決は、ゲージ技で勝敗が決するため、攻撃実数値が重要になってくる。
メルメタルミラーで先制だけを意識した場合、攻撃実数値163.48にすれば、同発では絶対、自分が“上”を取れるようになるのだが、それでは、SCPの犠牲が激しく、汎用性が著しく低下してしまうため、
意識したい仮想敵からの、被ダメージの威力が切り替わるブレークポイントを基準に、「ゲージ技の先制権」と「耐久力」の妥協点を探ることになる。
Cups | IV | 攻撃 | 防御 | HP | PL | CP | SCP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2D1 | 156.79 | 139.6 | 182 | 26.5 | 2500 | 2512 | |
2D0 | 156.79 | 139.6 | 181 | 26.5 | 2496 | 2503 | |
5F1 | 157.35 | 139.64 | 180 | 26 | 2498 | 2500 | |
5F0 | 157.35 | 139.64 | 179 | 26 | 2493 | 2491 |
「SCP100位以内に厳選された攻撃最大のメルメタル(攻撃実数値156.67)」よりも攻撃実数値を高くしつつ、
「SCP100位以内に厳選された攻撃最大のラウドボーン」のやきつくすや、「タマゴ産で攻撃実数値が最大のドクロッグ」のカウンターなどのブレークを抑えられる、防御実数値139.57超えの個体値2D1辺りのメルメタルなら、
攻防特化で個体値が振れており、有力候補だといえるだろう。
GBLシーズン17時点での環境に基づいて解説
メルメタルミラーは特化厳選よりもブラフセンスが重要
メルメタルミラーの場合、攻撃実数値を高めに確保する特化厳選も大事だが、
メルメタルの技セット的には、
ブラフが成功するかどうかの方が影響が大きいため、
無闇に特化厳選に励むよりは、ブラフセンスや立ち回りを洗練させた方が、
努力の方向性としては報われ易いだろう。
マスター用は最高の相棒もあり
PL40までのマスクラ、PL50まで強化可能な通常マスター、どちらもメルメタルは人権クラスのポケモンで、採用率も高く、ミラー対面も高頻度で出くわす。
メルメタルミラーはゲージ技で勝敗が決するため、ゲージ技を先制できるかどうかは、大きなアドバンテージとなる。
ディアルガを使わないパーティの場合は、メルメタルにリボンをつけて、ミラー対面に備えるのも一つの手だろう。
GBLシーズン10時点での環境に基づいて解説
特化厳選の実情は、パーティや立ち回りとセットでデザインする側面が強いため、“厳選には答えがない”というのも、一つの答えとなる。
特化厳選の実情
よく、有用な特化厳選(かつての2チルなど)が発見されると、その特化厳選が界隈で一時的に流行るが、話題になっているからといって、安易に飛びつくのは推奨しない。
明確な戦略もなく闇雲に特化厳選個体を使っても、(特化厳選の)コンセプトが分からず、使いこなせなければ、
ただSCPの低いだけの個体に成り下がり、せっかく苦労して厳選した個体なのに、倉庫番になってしまう可能性が高い。
更に、仮想敵やミラーに対する特化厳選は、シーズン毎の各種バランス調整や環境変化でブレークポイントが変わる可能性がある点にも注意したい。
特化厳選に関しては、一度、厳選したらそれで終わりという世界ではなく、環境が変わるたびに作り直すのが前提となる。
厳選は一度で終わらせたい場合や、あまり細かい事は深く考えずに、汎用的に使いたいのなら理想個体値(SCP1位)を使っておく事をオススメする。
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メルメタルの型(技セット)考察
メルメタルの技1回数とCT比較
1位 | 技1 | でんきショック | 技1回数 | 4,4,4,4 | |
技2 | ダブルパンツァー | CT | 7.78 | ||
2位 | 技1 | でんきショック | 技1回数 | 5,4,5,4 | |
技2 | ばかぢから | CT | 8.89 | ||
3位 | 技1 | でんきショック | 技1回数 | 5,5,5,5 | |
技2 | いわなだれ | CT | 10.00 | ||
4位 | 技1 | でんきショック | 技1回数 | 7,6,6,6 | |
技2 | 10まんボルト | CT | 12.22 | ||
5位 | 技1 | でんきショック | 技1回数 | 8,8,8,8 | |
技2 | ラスターカノン | CT | 15.56 | ||
6位 | 技1 | でんきショック | 技1回数 | 9,9,9,9 | |
技2 | はかいこうせん | CT | 17.78 |
「技1回数とCT」の補足
1位 | 技1 | つるのムチ | 技1回数 | 6,6,5,6 | |
技2 | ハードプラント | CT | 11.25 | ||
1位 | 技1 | シャドークロー | 技1回数 | 6,6,5,6 | |
技2 | イカサマ | CT | 11.25 |
図表の「技1回数」の数値は、各型のゲージ技(技2)を撃つのに必要な通常技(技1)回数で、
図表の「CT」の数値は、各型のゲージ技を撃つのに必要なターン数。
技1回数の周期について
例えば、フシギバナの「つるプラント型(通常技とゲージ技の組み合わせ)」の場合、つるのムチ(技1)を6回撃つとゲージ技(技2)発動に必要なゲージが貯まりハードプラント(技2)を撃てる。
つるのムチを6回撃つとゲージは48貯まり、ハードプラントのゲージ消費は45のため、ゲージが3余る。
そのため、ハードプラントを3回目に撃つ時には、余りのゲージ分だけ早くゲージが貯まり、つるのムチ5回で撃てる。
このように技1回数の周期を表では「6,6,5,6」と表記している。
型の性能はCTで比較する
CT(チャージターン)は、単体でこの数値を見てもあまり意味がなく、他の型(技セット)との性能を比較する際に役立つ。
例えば、フシギバナの「つるプラント型」はCTが、ヤミラミの「シャドイカ型」と同じ11.25のため、ゲージ技発動が同じタイミング、つまり“同発(同時発動)”になることが分かる。
このように、型(技セット)同士のCTを比較することで、どちらの型の方が先制できるのか、また、回転はどちらの方が早いのか、等が判断しやすい。
GBLシーズン20時点での技性能で用語解説
でんショばかぢいわな型
|
ハイパーリーグ環境の「でんショなだれ型メルメタル」 VS リザードンは、予断を許さない対面となっており、必ずしもメルメタルが有利とも限らない。
と、いうのも、リザードンに一発でもいわなだれが決まればリザードンを一撃で落とせるが、
対面が長引くと「うず型リザードン」の場合、技1のほのおのうずでゴリゴリ削られてしまうのと、
ドラゴンクローとブラストバーンのシールド駆け引きは、トレーナーへの精神攻撃効果もあり、非常に厄介。
交代受けで、リザードンを裏に逃がしてしまった日には、もうメルメタルに勝ち目はない(…といっても過言ではない)。
そのため、絶対に交代受けされないタイミングでいわなだれを決める必要がある。
GBLシーズン16時点での環境に基づいて解説
初手「メルメタル」パーティ考察
マスター環境(CP制限なし)
GBLシーズン1の“結論パ”
初手 | 裏(引き先) | 裏(引き先) |
ディアルガに強い | ギラティナOに強い | メルメタルに強い |
防御時のタイプ相性 | ||||||||||||||||||
ノ | 炎 | 水 | 電 | 草 | 氷 | 格 | 毒 | 地 | 超 | 虫 | 岩 | 霊 | 竜 | 悪 | 鋼 | 妖 | ||
強 | 弱 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | |||||
強 | 強 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 強 | 強 | |||||||
強 | 強 | 強 | 強 | 強 | 弱 | 強 | 強 | 強 | 弱 | 弱 | 弱 | 弱 | ||||||
弱(約2.56倍)、弱(1.6倍)、強(約0.625倍)、強(約0.39倍)、強(約0.244倍) |
GBLシーズン1(2020年3月14日~)のマスターリーグは、SCPやタイプ相性を考慮すると使えるポケモンが限られており、非常に環境が狭かったと言わざるを得ない。このような狭い環境では必然的に“一強パーティ”へと帰結する。
“結論パ(相棒ディアルガ・ばかぢから型メルメタル・ギラティナO)”の形成である。
結論パは、育成難易度や入手難易度が高い場合が多く、「相棒ディアルガ・ばかぢから型メルメタル・ギラティナO」構築も例外ではなかった。
期間限定レイドでしか入手できない伝説ポケモンのディアルガとギラティナO、当時、ふしぎなはこの入手が一般的には困難だった幻ポケモンであるメルメタル、
しかもマスターリーグの場合は個体値100%でスタートラインのため、廃課金勢でなければ、厳選難易度も高かった。
更にディアルガに至っては、相棒ブーストが必須で、かなり前からの事前準備を必要とし、鬼畜の育成難易度となっていた。
これら結論パを形成する3体は“マスターリーグ三種の神器”と呼ばれ、そのままこの3体が“人権ポケモン”となっていた。
マスターリーグ環境は、トップメタである、「ディアルガ・メルメタル・ギラオリ」の三竦み関係で、有利不利の相性が円環を形成しており、
要約すると、上記のような対面相性となっている。
とはいえ、シールド駆け引きや、立ち回りによっては、対面相性を無視してゴリ押される事も多々あり、特に、メルメタルにとって基本、有利対面のはずのディアルガ対面で、ディアルガ側が、シールドを使って強引に突破してくるケースがあるため、要注意。
マスターリーグ環境では、メルメタルミラーも高頻度で遭遇するため、事前に立ち回りを決めておくと、慌てふためかずに済む。
自陣の構築的に、メルメタルを温存する立ち回りなのか、メルメタルでメルメタルを削っておく必要があるのかどうかで、シールド駆け引きや、ばかぢからのタイミングなど、
自ずと、立ち回りも決まってくるだろう。
ほのおのパンチグラードンなどが流行り、メルメタルにとって活躍し辛い環境となったが、
ほのおのパンチグラードン対策に、カイオーガやカイリューが増えて、また環境が一巡すると、
再びメルメタル必須環境に転じたりと、目まぐるしく環境の変化が見られた。
このことからも、環境変化に即座に“対応”するため、
メルメタルを“手駒”として“所持”していることの重要性が、再確認できたシーズンだったといえる。
GBLシーズン2時点での環境に基づいて解説
備考
図表で省略された正確な倍率
タイプ相性倍率
ゲーム内コメント(タイプ相性) | タイプ相性倍率 |
効果はばつぐんだ!(二重弱点) | 2.56倍 |
効果はばつぐんだ!(弱点) | 1.6倍 |
通常ダメージ(等倍) | 1倍 |
効果はいまひとつだ...(耐性) | 0.625倍 |
効果はいまひとつだ...(二重耐性) | 0.390625倍 |
効果はいまひとつだ...(無効) | 0.390625倍 |
効果はいまひとつだ...(耐性×無効) | 0.244140625倍 |
バフ・デバフ倍率
効果倍率 | バフ | デバフ |
1段階目 | 1.25倍 | 0.8倍 |
2段階目 | 1.5倍 | 0.66666667倍 |
3段階目 | 1.75倍 | 0.5714286倍 |
4段階目 | 2.0倍 | 0.5倍 |
種族類型
種族類型 | ステータス比率 | 特徴 |
耐久型 | (攻撃<防御≒HP) | ステ積(SCP)が最大となり、ステータス上の強さは最強。攻撃実数値が最小のため、先制権は、ほぼない。 |
HPタンク型 | (攻撃≒防御<HP) | ステ積(SCP)は耐久型に次ぐため、ステータス上の強さは上位。防御型と比較し、1ターン技などの攻撃間隔の短い技には優位だが、威力の高い通常技やゲージ技に対しては弱い。 |
防御型 | (攻撃≒HP<防御) | ステ積(SCP)は耐久型に次ぐため、ステータス上の強さは上位。HPタンク型と比較し、威力の高い通常技やゲージ技には優位だが、1ターン技など、攻撃間隔の短い技には弱い。 |
バランス型 | (攻撃≒防御≒HP) | ステ積(SCP)は低めのため、ステータス上の強さは弱め。攻撃実数値は高めのため、先制できることが多い。 |
攻撃型 | (防御≒HP<攻撃) | ステ積(SCP)が最小となり、ステータス上の強さは最弱。攻撃実数値が最大のため、ゲージ技をほぼ確実に先制できる。 |
厳選基準の詳細
厳選基準 | 解説 |
理想個体 | SCP1位個体(全組合せ中、実数値の積が最大となる個体) |
攻撃特化 | 全組合せ中、攻撃実数値が最大となる個体 |
防御特化 | 全組合せ中、防御実数値が最大となる個体 |
HP特化 | 全組合せ中、HP実数値が最大となる個体 |
100内A特 | SCP100位以内に厳選された個体の中で、攻撃実数値が最大となる個体 |
100内B特 | SCP100位以内に厳選された個体の中で、防御実数値が最大となる個体 |
100内H特 | SCP100位以内に厳選された個体の中で、HP実数値が最大となる個体 |
レイド1位 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、SCPが最大となる個体 |
レイドA特 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、攻撃実数値が最大となる個体 |
レイドB特 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、防御実数値が最大となる個体 |
レイドH特 | 最低個体値A以上固定の入手経路内で、HP実数値が最大となる個体 |
相棒なし | 最高の相棒によるCPブーストを適用しない状態でのSCP1位個体 |
相棒あり | 最高の相棒によるCPブーストを適用した状態でのSCP1位個体 |