オートキャッチ系デバイスの中でも、完成度の高いデュアルキャッチモンシリーズに、
次世代機が登場した。
その名も「デュオモン(DUOMON)」。
デュアルキャッチモンの完成された機能はそのままに、
新たに“音声ガイド”機能が付加された。
今回は、次世代機である「デュオモン」の実力を、じっくり検証していきたい。
「デュオモン」とは?



「デュオモン」は、マニアの間では評価の高い「クロノスマックスプラス」で有名な、
台湾のSperry Corporation(華王貿易有限公司)から販売されている、
次世代オートキャッチ系ウェアラブルデバイス(ブランド名:Megacom)。
「デュアルキャッチモン」の完成された機能はそのままに、
新たに“音声ガイド”機能が付加された。
今回、紹介する商品は“公認デバイス”ではなく、所謂“サードパーティ”。
動作保証に関しては、自己責任となる。
つまり、ペアリングのやり方が分からなかったり、将来的にポケモンGOアプリがアップデートして動作対象外になっても、ナイアン(Niantic, Inc.)はトラブルの大小に関わらず一切サポートしてくれない。
逆に言うと、“公認”ではないことに、“公式からのサポート対象外”という意味以上の旨趣はないため、自分の環境で問題なく使える場合は、特にデメリットはないし、サードパーティによっては、独自のサポートを提供しているメーカーもある。
しかし、一部の無垢なトレーナーの間では、“非公式”というイメージだけで、非公式を(規約違反的な意味合いで)非難する動きがあるようだ。
筆者の見解としては、公式か非公式かよりも、“歩きスマホ”を防止することに意味があると考えているため、
そのような“歩きスマホ防止”の観点が欠落した、短絡的な非公式デバイス非難論には疑問を抱いている。
詳細はこちら
基本スペック
- ポケモンの自動捕獲
- ポケストップからの自動アイテム回収
- 家族(2アカウント)で運用可能な2台同時接続
- 待機時間約600時間(乾電池型)
- 高品質な基盤採用で接続が安定
- 電池交換に専用工具不要
- 自動タイムアウト後の再接続の手間が最小限
- 電源「ON/OFFスイッチ」搭載
- NEW 音声ガイド機能付き
「デュオモン」も、オートキャッチ系ウェアラブルデバイスに分類されるため、
バックグラウンドでのポケモン自動捕獲、ポケストップからの自動アイテム回収に対応するのは当然として、
何といっても最大の特徴が、“音声ガイド”機能の付加だろう。
音声ガイド機能


- 1P ファンクションキー(女性音声)
- 2P ファンクションキー(男性音声)
オートキャッチ系デバイスを使用していて、最大の難点が、「Pokémon GO Plus」の仕様である“自動タイムアウト”による接続切れ。(詳細はこちら)
だいたい1時間間隔で“再接続”の手間が発生するのだが、接続が切れたまま気づかないケースも多い。
せっかくオートキャッチによる自動捕獲や自動アイテム回収をしているのに、接続切れに気づかないようでは、大きな機会損失に繋がる。
この問題を解決してくれるのが、音声ガイド機能。
「デュオモン」の音声ガイド機能の1つである「接続状態通知」をONにしておけば、
自動タイムアウト時に音声で、
「接続が切断されました」と通知してくれるため、接続切れを放置せずに済む。
この機能は、地味に便利なため、重宝する。

学校や職場などで音声ガイド機能をONにしたまま起動しておくと、
「ポケモンボックスがいっぱいです」や
「接続が切断されました」といった具合いに、
音声通知でポケモンGOをプレイしていることが周囲にバレてしまうため、
職場などで、こっそり使っている場合は、十分注意したい。
「キャッチモン」系統の分類
デザイン | 系統 | 外観 | カラー | 接続台数 | 音声 | 最安値を探す |
ポケストップ型 | デュアルキャッチモン | ![]() |
青 | 2 | × | Amazon |
キャッチモンX | ![]() |
黒 | 4 | × | Amazon | |
デュオモン | ![]() |
青 | 2 | 〇 | Amazon | |
![]() |
黒 | 2 | 〇 | Amazon | ||
タマゴ型 | キャッチモンGO | ![]() |
桃 | 1 | × | Amazon |
デュオモン | ![]() |
青 | 2 | 〇 | Amazon | |
![]() |
黒 | 2 | 〇 | Amazon |
旧製品では、ポケストップ型のデザインで2アカウント同時接続対応が「デュアルキャッチモン」、
タマゴ(孵化装置)型のデザインで単アカウント用が「キャッチモンGO」として、
機能面でも差別化が図られていた。
しかし、「デュオモン」では、ポケストップ型とタマゴ型で機能面での差はなく、どちらも2アカウント同時接続対応のため、
音声ガイド機能が搭載された「デュオモン」系統は、デザインの好みで選べばよい。

音声ガイド機能の搭載された「デュオモン」は、あるのとないので効率に雲泥の差の出る“接続切断通知”も音声で通知してくれるため、
キャッチモンシリーズの中から購入予定なら、「デュオモン」一択でよい。
ただ、音声ガイド機能を重視しないのであれば、旧製品の方が値段が安い場合が多いので購入費用は抑えられる。
ポケストップ型



タマゴ(孵化装置)型



「タマゴ型」デザインには、青と黒のカラーバリエーションが存在する。
「ポケストップ型」と機能面での差はないため、好みのデザイン、カラーを選べば良い。
「キャッチモン」系統の比較


商品名 | Newデュオモン (音声ガイド版) |
デュアルキャッチモン (無印版) |
商品画像 | ![]() |
![]() |
チップセット | DA14580 | DA14580 |
サイズ | 60×60×13 (mm) |
70×70×20 (mm) |
重量 | 約47.8g (電池含む) |
約52.7g (電池含む) |
バッテリー | 単4形乾電池2本 | 単4形乾電池2本 |
待機時間 | 約600時間 | 約600時間 |
接続台数 | 2台 | 2台 |
音声ガイド | 〇 | × |
接続切断通知 | 〇 | × |
クチコミ | ||
最安値を探す | Amazon | Amazon |

デュアルキャッチモンシリーズの完成度の高い基本機能はすべて踏襲し、
新たに“音声ガイド機能”が追加されたのがデュオモン。
「初代デュアルキャッチモン」と「デュオモン」外観比較

「初代デュアルキャッチモン」と「デュオモン」の比較。
デュオモンは、デザインの異なるものが数種類存在する。(詳細はこちら)
写真のデュオモンはポケストップ型のカラーバリエーションが黒の商品。
初代と比べると、一回りサイズが小さくなり、全体的にスリムになった印象。
機能面では、電源スイッチや音声ガイド機能の実装。
性能面では、捕獲スピードアップなどが図られている。
競合商品との比較

本体サイズ(比較)
デバイス | 外観 | サイズ | 重量 |
デュオモン | ![]() |
60×60×13 (mm) |
約47.8g (電池含む) |
ポケットエッグ | ![]() |
83×65×20 (mm) |
約74g (電池含む) |
Pokémon GO Plus | ![]() |
46×33×17.5 (mm) |
約13.3g (電池含む) |
GO-TCHA | ![]() |
14×35×10 (mm) |
約5.3g (電池含む) |
バッテリー方式(比較)

デバイス | 外観 | バッテリー方式 | 待機時間 |
デュオモン | ![]() |
単4形乾電池 (2本) |
約600時間 |
ポケットエッグ | ![]() |
単3形乾電池 (2本) |
約2,160時間 |
Pokémon GO Plus | ![]() |
コイン形電池 (CR2032) |
約2,400時間 |
GO-TCHA | ![]() |
内蔵リチウム電池 (40mAh) |
約48時間 |
デュオモンは、バッテリー方式が「乾電池型」に分類されるため、
万が一、イベント中などに電池切れをしても、出先のコンビニなどで乾電池を調達すれば即座に復旧できたり、
内蔵電池型のように内蔵電池が劣化する心配がない、といった特徴がある。
Bluetooth接続方式(比較)
デバイス | 外観 | アプリ側操作 (再接続) |
デバイス側操作 (再接続) |
デュオモン | ![]() |
タップ操作必要 | 不要 |
ポケットエッグ | ![]() |
タップ操作必要 | 不要 |
Pokémon GO Plus | ![]() |
タップ操作必要 | ボタン操作必要 |
GO-TCHA | ![]() |
タップ操作必要 | ボタン操作必要 |
どの商品も「DA14580(SmartBond DA14580 Bluetooth low energy)」を搭載しているため、基本性能に大きな差異はないが、
ファームウェアのチューニングにより、各デバイスで個性が出てくる。
「Pokémon GO Plus」の“仕様”で、1時間ごとに自動的にタイムアウトするため、1時間以上プレイする場合は再接続が必要なのだが、
この再接続の際に、「Pokémon GO Plus」や「GO-TCHA」では、デバイス本体のボタン操作が必要になる。
この1時間ごとの再接続の手間は、ガチる場合は、馬鹿にならないロスとなる。
一方、「デュオモン」は、
ポケモンGOのアプリ側の操作のみで再接続が可能。
この利便性は、一度、体験すると、もう後戻りできないほどの快適さがある。
これは、電池容量に余裕のある「デュオモン」だからできる芸当で、
スマホからの接続要求に、デバイスが直接反応できるように独自設計してあるため。
また、後発品の「デュオモン」は、Bluetooth接続には一際、こだわりのチューニングを施してあり、
反応速度や接続安定性に関しては、他の追随を許さないレヴェルに到達している。
Bluetooth有効範囲も20メートル近くある。
競合製品との違いまとめ
- 本体サイズが適度な大きさのため、紛失リスクが少ない
- 新品電池と交換できる乾電池式は、内蔵電池式のように電池寿命が縮まって連続使用時間が短くなることはない
- 電池式は新品電池と交換すればすぐに使えるため、充電時間のロスタイムがない
- 電源スイッチをこまめに切れば、1日8時間使用しても1ヶ月以上電池がもつ
- 電池交換にドライバーなどの専用工具が不要
- 自動タイムアウト後の再接続の手間が最小限
- 音声ガイド機能がある

旧製品や類似品とのスペック比較などは下記、関連記事も参照
-
-
「オートキャッチ」カタログ
続きを見る

「デュオモン」徹底レビュー

開封の儀
化粧箱(表裏)

化粧箱(側面)

開封

化粧箱を開くと、デュオモン本体が露わとなる。
デュオモン本体を取り出すと、下の階層に付属品一式が同梱されている。
因みに箱の内側には、デュオモン各部の名称が記載されているため、一通り目を通しておくとよい。
内容品について

- 「デュオモン」本体
- ソフトケース
- ストラップ類
- ステッカー
- 取扱説明書(日本語)
「デュオモン」本体


技適マーク

日本向けの正規品には本体側面に“技適マーク”が確認できる。
ソフトケース

デバイス本体のソフトケース(保護カバー)も付属している。
本体に傷をつけたくない場合や、ちょっとした滑り止め効果もあるため、好みに応じて装着してもよいだろう。
ただ、この手のソフトケースは、ホコリも吸着しやすいため、筆者は基本、使うことはない。

筆者は、簡易な防水対策も兼ねて、「チャック付きポリ袋」を使うことが多い。
野外で使うことが前提の、ポケモンGO用の精密機器は、急な雨でも水濡れしないように、防水対策は常に心掛けておきたい。

ストラップ類

手で持ち歩いたり、鞄などに付けっぱなしにする場合は、付属のストラップが便利。
ストラップホール


付属のピンを使えば、本体のストラップホールへ、ストラップの紐を通しやすい。
因みに、ストラップを付けるなら、金属フリーの軟質素材(シリコンなど)で構成されたストラップだと、本体を傷つけ難くてオススメ。

ステッカー

ステッカーが付属するため、デュオモンのフェイスへ、チームカラーなどの好きな色のステッカーを貼れば、ちょっとした気分転換になるだろう。
取扱説明書(日本語)


「デュオモン」の使い方
電池交換について



「Pokémon GO Plus」のように、電池カバーにネジ止めはされていないため、
ドライバー不要で、工具がなくても即座に電池交換可能。
単4形アルカリ乾電池

「デュオモン」には電池が付属しないため、事前に予備も含めて、多めに入手しておくと良いだろう。
使用の際には「単4形 アルカリ乾電池 2本」が必要。
ペアリング(初回)方法
ペアリング(初回)の流れ
- スマホのBluetoothをONにする
- 自動捕獲デバイスの電源をONにしてペアリングモードにする
- ポケモンGOアプリの設定メニューから「デバイス/サービスの接続」メニューを開く
- 「外部デバイス」メニューの「使用可能なデバイス」からグレーアウトしている「Pokémon GO Plus」をタップ
- 「使用可能なデバイス」の「Pokémon GO Plus」がアクティブになればペアリング完了

全体の流れは上述の通り。
それでは、各ステップについて詳細に解説していく。
スマートフォンのBluetoothをONにする


メインメニューの開き方
フィールド画面からメインメニュー
- フィールド画面で、モンスターボールアイコンをタップする
- メインメニューが開くので、「設定(歯車アイコン)」を選択
設定メニューの開き方

設定メニューから「デバイス/サービスの接続」
- 設定メニューの「デバイス/サービスの接続」を選択
- 「デバイス/サービスの接続」メニューが開くので、「外部デバイス」を選択
デュオモンに電池をセットし、電源をONにする
デュオモンの電源をONにする
- 「デュオモン」に、新品の「単4形 アルカリ乾電池 2本」をセットする
- 電源スイッチをONにする
- 1Pと2PのLEDステータスライトが数回緑色に点滅してから待機モードになる
- ポケモンGO(アプリ)側の「使用可能なデバイス」欄にグレーアウトした「Pokémon GO Plus」アイコンが表示される
ペアリングの確認

接続完了
- 「使用可能なデバイス」欄のグレーアウトしているアイコン(Pokémon GO Plus)をタップする
- 「Pokémon GO Plus」のアイコンがアクティブになればペアリング完了。(右端にリジェクトボタンも表示される)
- 接続が成功すると、通知の制御ができる「ON/OFF」ボタンも出現する

ペアリングが成功するとフィールド画面に「モンスターボール Plus」のアイコンが追加される
デバイス側のペアリング成功通知
ペアリングに成功すると1Pと2PのLEDステータスライトが白色に点滅する
備考
「デュオモン」は「使用可能なデバイス」が2つ表示される

「デュオモン」はペアリング解除をしなくても別のスマホとペアリング可能

デュオモンはペアリング解除をしなくても、LEDステータスライトが緑色に点滅しているファンクションキー(未接続)側とは、他のスマホとのペアリングが可能。
電源スイッチをオンオフすることで、現在接続中の接続がすべて切断され、LEDステータスライトが緑色になる。
ペアリングできない時のチェックポイント
- スマホ側のチェックポイント
- 自動捕獲デバイス側のチェックポイント
- ポケモンGOアプリ側のチェックポイント
- 「Android」及び「iOS」固有のチェックポイント
スマホ側のチェックポイント
スマートフォン側
- スマートフォンの充電は十分か?
- スマートフォンのBluetoothはONになっているか?
- 2.4GHz帯の電波干渉はないか?
スマートフォンのBluetoothはONになっているか?

スマホ側のBluetoothがOFFのままでは、当然繋がらないため、
スマホ側のBluetoothがONになっているかは、一番最初に確認すること。
自動捕獲デバイス側のチェックポイント
自動捕獲デバイス側
- 自動捕獲デバイスの電池や充電は十分か?
- 電源スイッチ搭載機の場合は、電源がONになっているか?
- ペアリングモードになっているか?
- どうしてもペアリングできない場合はリセットしてみる
自動捕獲デバイスの電池や充電は十分か?

ペアリングできない時の見落としがちな点に、自動捕獲デバイスの電池が古かったり、充電不足がある。
新しい電池に替えたり、フル充電をしたら、あっさりペアリングできる事があるため、確認してみるとよい。
電源がONになっているか?

自動捕獲デバイスの機種によっては、電源スイッチを搭載しているものがある。
電源スイッチ搭載機の場合、当然、電源をONにしないと繋がらない。
ペアリングモードになっているか?

自動捕獲デバイスの機種によっては、ペアリングモードでないとペアリングできない場合がある。
ペアリングモードにしてからペアリングを試みるとよい。
リセット(工場出荷状態)にしてみる

自動捕獲デバイスの機種によっては、リセットモードやリセットボタンが搭載されており、工場出荷状態に戻せるものがある。
どうしても繋がらない場合の最終手段として、リセットできる機種の場合は、リセットしてからペアリングをすると、あっさり繋がる場合がある。
ポケモンGOアプリ側のチェックポイント
ポケモンGOアプリ側
- ペアリング設定先に「Pokémon GO Plus」を選んでいるか?
- 以前使っていた古い捕獲デバイスが、登録されたままになってないか?
ペアリング設定先に「Pokémon GO Plus」を選んでいるか?


自動捕獲デバイスのペアリング先は「Pokémon GO Plus」。
「モンスターボール Plus」の方ではないので、間違えないように。
以前使っていた古い捕獲デバイスが、登録されたままになってないか?


以前使っていた古い捕獲デバイスが登録されたままになっている場合、新しい自動捕獲デバイスのペアリングができない場合がある。
念のため、古い捕獲デバイスはリジェクトし、登録を解除してから、
新しい自動捕獲デバイスのペアリングを試みると良い
「Android」固有のチェックポイント
「Android」のチェックポイント
- 「Bluetoothペアリングの要求」ポップアップをタップする
「Bluetoothペアリングの要求」ポップアップをタップする

Android10以降は、Bluetooth接続時に「Bluetoothペアリング要求」のポップアップが表示されるため、
毎回、手動でタップし、ペアリングを許可する必要がある。
「iOS」固有のチェックポイント
「iOS」のチェックポイント
- 「Pokémon GO アプリ」にBluetoothのアクセス許可を与えているか?
「Pokémon GO アプリ」にBluetoothのアクセス許可を与えているか?

iPhoneのホーム画面から「設定アプリ」を選択
- 「Pokémon GO アプリ」の「Pokémon GO Plus 設定メニュ―」に「Bluetoothがオフになっています。」と表示される。
- iPhoneのホーム画面から「設定アプリ」を選択し、設定メニューを開く
- 設定メニューの最下部付近にある「Pokémon GO」をタップ
「Pokémon GO アプリ」のアクセス許可設定画面
- グレーアウトしているBluetoothへのアクセスを許可するボタンをタップ
- Bluetoothへのアクセスを許可するボタンがアクティブ(緑色)になれば、「Pokémon GO アプリ」の「使用可能なデバイス」欄に自動捕獲デバイスが表示されるようになる
まとめ

ペアリングできない時は、
- 「スマホ(OS含む)」に原因があるのか?
- 「自動捕獲デバイス」に原因があるのか?
- 「ポケモンGO(アプリ)」に原因があるのか?
それぞれ原因を切り分けて、一つずつ確認していくと問題を特定しやすい

設定について
「ステータスライト」と「ファンクションキー」


モードの変更方法について
モードの変更方法
- ファンクションキーを1回押すごとに、設定できる機能が切り替わる
- 1回押すごとに「青」→「黄」→「紫」→「緑」→「白」→「緑 or 紫」と切り替わる
- 設定したい機能(色)の時に、ファンクションキーを3秒押すと、設定内容を変更できる
ステータスライトの色と設定内容(概要)
ステータスライト | ファンクションキーの操作 |
||
1回押す |
3秒押す | ||
設定できる機能 |
|||
青色 | 24時間以内のポケモン捕獲数と ポケストップを回した回数をアナウンス |
捕獲数と回転数の リセット |
|
黄色 | 通知音の音量設定 | 音量が大→小→OFFの順に 切り替わる |
|
紫色 | 振動機能の設定 | 振動機能のON/OFF | |
緑色 | 実況の設定 | 実況のON/OFF | |
白色 | 図鑑未登録ポケモンの捕獲設定 | 捕獲設定のON/OFF | |
緑色 | 接続状態の通知 | 未接続 | スリープモードの ON/OFF |
紫色 | 接続中 | ||
赤に点滅 | スリープモード | ||
緑に点滅 | スリープモード解除 |
ステータスライトの色と設定内容(詳細)
ポイント
「1P ファンクションキー」と「2P ファンクションキー」は個別に別々の設定が可能

ファンクションキーを1回押すと、LEDステータスライトが青色に光り、
24時間以内にデュオモンから取得したポケモンの捕獲数と、ポケストップを回した回数を音声でアナウンスしてくれる。
LEDステータスライトが青色の状態で、ファンクションキーを3秒押すと、ポケモンの捕獲数とポケストップを回した回数をリセットできる。

LEDステータスライトが青色の時に、ファンクションキーを1回押すと、LEDステータスライトが黄色に切り替わり、
通知音の音量設定をアナウンスしてくれる。
LEDステータスライトが黄色の状態で、ファンクションキーを3秒押すと、通知音の音量が、
「大」→「小」→「OFF」と切り替わる。

LEDステータスライトが黄色の時に、ファンクションキーを1回押すと、LEDステータスライトが紫色に切り替わり、
振動機能の設定をアナウンスしてくれる。
LEDステータスライトが紫色の状態で、ファンクションキーを3秒押すと、
振動機能の「ON」→「OFF」を設定できる。

LEDステータスライトが紫色の時に、ファンクションキーを1回押すと、LEDステータスライトが緑色に切り替わり、
実況機能の設定をアナウンスしてくれる。
LEDステータスライトが紫色の状態で、ファンクションキーを3秒押すと、
実況機能の「ON」→「OFF」を設定できる。

LEDステータスライトが緑色の時に、ファンクションキーを1回押すと、LEDステータスライトが白色に切り替わり、
図鑑未登録ポケモンの捕獲設定をアナウンスしてくれる。
LEDステータスライトが白色の状態で、ファンクションキーを3秒押すと、
当該ポケモン捕獲設定の「ON」→「OFF」を設定できる。
この機能をOFFにした場合、手動でGETするか、当該ポケモンが消滅するまで通知は続けてくれる。


LEDステータスライトが白色の時に、ファンクションキーを1回押すと、
ポケモンGOアプリと未接続だった場合は、LEDステータスライトが緑色に切り替わり、
未接続中とアナウンスしてくれる。
ポケモンGOアプリと接続中だった場合は、LEDステータスライトが紫色に切り替わり、
接続中とアナウンスしてくれる。
この状態で、ファンクションキーを3秒押すと、
スリープモードの「ON」→「OFF」を設定できる。
スリープモードをONにすると、LEDステータスライトが赤色に点滅し、
スリープモードをOFFにすると、LEDステータスライトが緑色に点滅する。
スープモードにすると、接続はできなくなる。
ステータス確認
ペアリングと接続ステータス
ステータスライト |
状態 | 音声 | 振動 |
赤に点滅 |
電池残量不足 | バッテリーが低下 バッテリーを交換して下さい |
なし |
緑色 | 待機中 | なし | シングル 振動2回 |
接続中断 | 接続が切断されました | ||
紫色 | 接続成功 | なし | なし |

電池残量が少なくなると、通知設定をONにしている場合、音声で電池残量不足を数秒ごとに通知する。この音声通知は30分後に停止するが、ステータスライトは赤に点滅し続ける
ゲーム中のステータス
ステータス ライト |
状態 | 音声 | 振動 |
青色 | ポケストップ発見 | なし | なし |
緑色 | ポケモン発見 | なし | なし |
黄色 | 図鑑未登録の ポケモン発見 |
ポケモンを発見しました | なし |
白色 | 捕獲中 | なし | なし |
赤色 | ポケモン逃走 | なし | なし |
虹色 | 捕獲成功 | なし | なし |
アイテム回収 | |||
白色 | アイテム満タン | 道具がいっぱいです | ダブル 振動3回 |
赤色 | モンスターボール 不足 |
モンスターボールが なくなりました |
トリプル 振動3回 |
ポケストップ遠い | なし | シングル 振動2回 |
|
ポケモンBOX満タン | ポケモンBOXが いっぱいです |
||
ネット回線異常 | ネット回線異常 |
一般的なBluetooth接続に関する仕様について
- 「Pokémon GO Plus」の“仕様”で、ポケモンGOとの連続接続時間は“1時間”となる。1時間ごとに自動的にタイムアウトするため、1時間以上プレイする場合は再接続が必要。
- 「Bluetooth Low Energy」の非対応スマホがスリープ状態になると、3~5分で自動的にタイムアウトする。
これらは、ポケモンGO側の仕様や、Bluetoothの仕様のため、素直に1時間経ったら再接続する習慣を身につける他ない。

1時間経つ前にポケモンGO(アプリ)側で手動切断後、すぐに再接続すれば、デバイス側の本体操作不要で繋げることも可能。
ただし、端末の相性や、環境により再現できない場合もある点には注意。
また、Bluetooth製品の使用する2.4GHz帯は、Wi-FiやISMバンド(電子レンジなど)で多用される周波数帯のため、相互干渉や混信が発生しやすい。
すぐに接続が切れる場合は、電波干渉が起こってないか確認し、Wi-Fiとの同時接続を自粛したり、5GHz帯のWi-Fiを使用するなど、ユーザー側での対策が必要だろう。

「デュオモン」は、手動切断などの操作をせずとも、デバイス側の操作不要で再接続ができる。(10分以内に再接続しない場合は待機モードとなる)

総括
使用感
「デュアルキャッチモン」は初代から完成度の高いシリーズだが、
「デュオモン」は順当に正統進化しており、引き続き、オートキャッチデバイスを使うなら、第一の選択肢に挙がってくる。
「デュオモン」から搭載された音声ガイド機能は、
職場や学校などで暴発すると厄介な機能ではあるが、
ちゃんとポケ活中に使っている限りでは、大変便利な機能であることも確か。
特に、「おさんぽおこう」中に雑魚ポケ捕獲は「デュオモン」に自動捕獲を任せて放置し、
図鑑未登録のガラル三鳥が出現したら音声で知らせる設定にしておくといった使い方ができる。
また、1時間で接続がタイムアウトしてしまう仕様も、
切断時に音声で知らせる設定にしておくことで、タイムアウトからの再接続も速やかに対応できるため、機会損失を最小限に抑えることができる。
このように、痒いところに手が届く進化が随所に施されているため、
ガチ勢には、ぜひ一度、手に取って体験してもらいたい。
とはいえ、公式デバイスではないため、使用は自己責任の点は注意。
歩きスマホを防げる価値
筆者の見解としては、公式か非公式かなど、些末な問題でしかない。
そんなことより、ポケモンGOをプレイする上で、
間違いなく“歩きスマホ防止”に一役買っているデバイスに対し、
安易に「非公式は問答無用で悪!」のような短絡的な主張で、非公式デバイスを十把一絡げに非難する風潮には疑問を抱いている。
実際に、“生身の人間の移動”が伴うポケモンGOというゲームは、
一般的なゲームのような仮想空間だけでは完結しない。
リアルな“現実空間も舞台の一部”である以上、
現実社会への迷惑や悪影響は、
絶対に阻止しなければならない。
「じゃあ、公式デバイスだけ使えばいい」という、意見もあるが、
理想論だけでは、残念ながら“歩きスマホ”を減らすことはできない。
肝心の歩きスマホをしてしまうユーザーへ、
“届かなければ”意味がないのだ。
世界屈指のアクティブユーザー数を誇るポケモンGOには、
文字通り、億単位で様々な人間が存在している。
全員が全員、規律を遵守し、真面目にゲームをプレイする人間ばかりではない。
また、デザインが子供っぽかったり、ボタンを押さなければGETできない公式デバイスでは、訴求できない者へも、
デザインや機能が豊富なオートキャッチなら「使ってみよう」と思う者は確実に存在する。
そういった者へも“届く(訴求できる)”ことがサードパーティの強みでもある。
動機が不純であろうと、運営非公式デバイスであろうと、
“人命”に関わる“歩きスマホ”を阻止できる意義の方が、遥かに大きい。
歩きスマホをするくらいなら、後ろめたくとも非公式デバイスを使っていた方が現実社会への迷惑は減る。
筆者の見解としては、公式、非公式、問わず、一人でも多くの“歩きスマホ”が減らせれば、それでよい。
