7月26日から29日まで、Pokémon GO 公式パートナーと『Pokémon GO』スペシャル・ウィークエンドを開催します! 詳しくは:https://t.co/3qugWCgoGh pic.twitter.com/j1i24R8yfS
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2018年7月3日
2018年7月27日(金)~7月29日(日)の毎日10:00~20:00まで、
計3回、開催予定のスペシャル・ウィークエンド。
事前にPokémon GO 公式パートナーまで足を運び、
お買い物やアンケートへの回答などで「参加券」を入手、当日のイベントに臨む。
公式パートナー
- マクドナルド
- TOHO シネマズ
- ソフトバンク
- Tully's Coffee(タリーズコーヒー)
- イオン
- ジョイフル
※2018年7月3日時点
ゲーム内のキャラクターではなくプレイヤー(トレーナー)自ら、リアル店舗で「参加券」という“キーアイテム”を入手しなければ、
リワードの豪華な“ゲーム内イベント”に参加できないという、
ポケモンGOならではの“リアルクエスト”。
参加券スケジュール
ソフトバンク・ワイモバイル参加券
7月5日(木)
「ワイモバイル恵比寿」で開店前待機
スペシャル・ウィークエンド最初のミッションはソフトバンク・ワイモバイルで参加券GET。
入手条件は店頭まで足を運び、ポスター記載のQRコードから専用サイトへアクセス、アンケートに答えたら、同じくポスター記載の店舗コード入力で一旦完了。
後日、返信メールが送られてきて参加券(QRコード)GETという流れ。
事前情報では、“先着順”、“準備数30~50程度”など、嘘か真か、不穏な情報が飛び交っていた。
ポケモンGO最高レアリティクラスに属す、アンノーンなどが出現するイベントとなると、トレーナー殺到は必至。
筆者も小雨の降る中、開店前からワイモバイル恵比寿でルアーモジュールを挿しながら待機、ここは穴場なのか行列などはできていなかった。
ただ、LINE(ポケモンGO系グループ)情報によると、地域によっては開店前から数十人前後の行列を形成する店舗もあったようだ。
午前11:00。開店直後に店舗へ乗り込み、“ポケモンGO絡み”で来店した旨を伝えると、
既にサーバーが混雑状態で専用サイトへ繋がりにくい状況との事。
開店直後で既にサーバーダウン一歩手前とは恐るべし“ポケGO勢”。
店内でアクセスを試み続けていても、誰も得をしない状況となるため、
ポスターをスマホのカメラで“撮影”し、QRコードと店舗コードを控え、時間をおいてアクセス、という段取りとなった。
ゲーム内に虹が架かる
朝から専用サイトへアクセスし続けたが、一向に繋がる気配がない。
昼過ぎに外出すると、ゲーム内の空に虹がかかっていた。
サーバー大混雑、一向に解消せず
繋がったり、繋がらなかったり、エントリーサイトと一進一退の攻防が続く。
最初は、メールアドレスによる新規登録を試みていたが、せっかく項目を埋めても、サーバーエラーで切断されると、入力した情報が“すべて白紙に戻る”という苦行が続く…
「アクセスが集中しています」
この画面を何度見た事か。
少しでも入力手順を省くため、途中から“SNSログイン”で新規登録に切り替える。
すると、メールアドレスで新規登録を試みていた時よりも、少し前進。
やっと兆しが見えてきた、と思ったのも束の間、
「応募キャンペーン受付一時停止のお知らせ」
こうして、何も得るものなく、今日という一日が徒労に終わる。
7月7日(土)
イベント開催延期のお知らせ
ただいま参加券の応募受付を一時停止しているソフトバンク様の「Pokémon GO Special Weekend」については、7月26日に予定していたソフトバンク様分のイベント開催を延期することになりました。楽しみにされていた多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、お詫び申しあげます。 https://t.co/u3pVZ1lraC
— Pokémon GO Japan (@PokemonGOAppJP) 2018年7月7日
ソフトバンク・ワイモバイルの参加券は、想定を上回る“ポケGO民”殺到による洗礼を受け、残念ながら仕切り直しとなってしまったが、
果たして、マクドナルド、イオン両雄は、参加券に飢えたポケGO民を捌き切ることはできるのであろうか?
マクドナルド参加券
7月11日(水)
「マクドナルド 恵比寿駅前店」
7月11日(水)は、いよいよマクドナルドの参加券が配布される。
ソフトバンク・ワイモバイルの一件以来、改めてポケモンGOのアクティブユーザー数を舐めてはならないと、ポケGO界隈は身を引き締める事態となり、
参加券を確実に入手するためには、平日といえど、午前中から食すにはそこそこ重いロコモコセット注文が必須といえど、
四の五の言わず、午前10:30からマクドナルドに並ばなければならない。
数分前に店舗前まで訪れると、既に長蛇の列が形成されていた。
ポケGO民特有のスマホの保持姿に、この列が紛れもなく、“同志の列”だと再認識。
列の最後尾につくと、店員らしき好青年が、長蛇の列が暴動を起こさぬよう、舵取りしながら捌き出す。
結果、行列は形成されたとはいえ、大きな混乱もなく、あっけなく参加券GET。
さすが、“マニュアル王マクドナルド”。
マニュアル通りに、どんな困難も平然と乗り越えてゆく。
改めて戦利品
それにしてもマックフライポテト、なぜこれほどまでに“ギャンブルフード”なのだろう。
揚げたての“当たり時”は、“黄金の炭水化物”がごとく、至高の一品と化すのだが、
外れを引いてしまうと、まるで“枯れ枝”を食べているようなパサパサ感なのだ。
「ロコモコ」本体に関しては、このバーガーを包んでいる包装紙が食欲をそそるカラーリングで、真夏の太陽を模したデザインも秀逸である。
イオン参加券
7月13日(金)
「イオンスタイル碑文谷」
7月13日(金)はイオン参加券の配布開始日である。
前回のマクドナルド参加券、拍子抜けするほど円滑に入手できたが、果たしてイオンの参加券はGETなるか!?
イオンの参加券は“ゲームソフト売り場”のある“大型店舗”での配布と、条件を細かく指定してきた。
イオン“系列”すべてが対象なら、都内の至る所に店舗が存在するため、コンビニに立ち寄るくらいのハードルまで難易度が下がるのだが、
大型店舗“限定”となると、それなりの敷地面積を要し、必然的に都内からだと、“郊外”まで遠出する必要性が出てくる。
更に、1店舗当たりの“埋蔵参加券数”が未知数だったため、万全を期すのであれば、やはり“午前中”に勝負を決める必要があるだろう。
何を買うか?
イオンでは、直営売り場のレシート、税込“1,000円”以上が参加券との引換対象となる。
マクドナルドの時は「ロコモコ夏セット」オンリーと、トレーナーに“選択権”はなかったが、
一方、イオンでは、一部商品を除き、ほぼ無限の組み合わせで、豊富な品揃えの中から自由に選ぶことができる。
だが、これは、
選択肢が多すぎて、“逆に困る”パターン。
なぜなら、埋蔵数の分からない参加券を巡る争奪戦の最中では、“一瞬の迷い”が命取りとなるからだ。
レシートを持って該当レジカウンターへ
税込1,000円分、商品を購入し、該当のレジカウンターのある5Fに到着すると巨大な案内看板が出迎える。
11月16日(金)『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ&イーブイ』発売。

『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ&イーブイ』との連携で新種の幻ポケモン“メルタン”の入手とアメ確保に関係するらしい。
ポケモンシリーズ“初”の進化する幻ポケモンとの事で、効率よくアメを確保(400個)するにはこのソフトが鍵を握りそうである。
そんなこんなで、5F文具デジタルレジへ向かうと、午前中の段階では、特に行列などは形成されておらず、円滑に参加券GET。
もしかしたら、開店前待機組が、あらかた捌けたタイミングだったのかもしれない。
改めて戦利品
結局、税込1,000円分、何を購入したかというと、無難に“947kcal”分の“エネルギー(寿司とサラダ)”を購入することにした。
困った時は、とりあえず“エネルギー”を購入しておけば、脂肪としてボティに貯蓄することもできるし、一切の無駄が生じない。
タリーズコーヒー参加券
7月24日(火)
「タリーズコーヒー エビススバルビル店」
ソフトバンク・ワイモバイル参加券は残念ながら延期となってしまったが、マクドナルド参加券、イオン参加券は大きな混乱もなく順調に参加券GET。
スペシャル・ウィークエンド最後の参加券はタリーズコーヒー参加券。
このタリーズ・コーヒー参加券が思いの外、曲者であった。
と、いうのも、スペシャル・ウィークエンド7月27日(金)分の参加券配布スポンサーは、
7月27日開催SW
- TOHO シネマズ
- Tully's Coffee(タリーズコーヒー)
- ジョイフル
の“3社”。
このうち、TOHO シネマズは『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』の鑑賞、
ジョイフルは都内に数店舗しか存在せず、筆者の拠点からはアクセスに難あり。
こうなると、潤沢な店舗数(都内)や参加券の引換え条件のハードルが低い(と思われる)、タリーズコーヒーでの参加券GET狙いが必然的に多数派となる。
しかしタリーズでの参加券引換え日と、該当イベント日が近いこともあり、タリーズでの参加券GETが失敗に終わると、取り返しがつかなくなる。
そういった、事情とは裏腹に、タリーズコーヒーはギリギリまで引換え条件などについて“沈黙”に徹し、
タリーズでの参加券GET勢をヤキモキさせた。
参加券配布日当日は、筆者が足を運んだ「タリーズコーヒー エビススバルビル店」は幸いにも特に混雑もなく、円滑に参加券を入手できた。
「タリーズコーヒー 近鉄あべのハルカス店」
一方、「カウンターカルチャー弁論センター分室」の存在する関西支部から向かった構成員によると、
「タリーズコーヒー 近鉄あべのハルカス店」では店内に長蛇の列を形成しており、早々に配布枚数上限に到達、ほとんどの参列者は参加券をGETできずに無駄足に終わったとの事。
総括
今回のスペシャル・ウィークエンドという試みは、リアル店舗などへ足を運び、参加券を入手しなければゲーム内イベントへ参加できないという、ポケモンGOならではのイベントであった。
スポンサー企業側も、自社サービスや商品の販促につながる“旨味”のあるイベント…のはずであったが、企業によっては命運が分かれてしまったかもしれない。
アクセス集中によりサーバーがダウンしたソフトバンクに関しては2018年11月現在も、延期したイベント再開の目途がたっていない。
意外にも、印刷物による参加券配布の方が大きな混乱もなく、鮮やかに捌き切る結果となった。特にマクドナルド、イオン両雄の手練れ感は“お見事”だと言わざるを得ない。
ソフトバンク最大の敗因は、ポケGO民のアクティブユーザー数を見誤った点であろう。
リアル店舗での印刷媒体(参加券)配布であれば、人の数(量)と流れをある程度、コントロールできる。
しかし、WEB上では、“すべて”のポケGO民が、下手をすれば“1サイト”へ“一極集中”する可能性があるからだ。
ソフトバンク的には店舗ごとのポスターからポケGO民を個別に流入させれば、アクセスを分散できると“想定”していたのだろうが、
不運にも巨大な匿名掲示板へURLが貼られ、一時的にアクセスが一極集中してしまった。
今回の問題点は、これだけではない。
印刷媒体である参加券も“万能”ではないのだ。
ポケモンGOユーザーではない一般客にも、当然、条件を満たせば参加券は配られるわけだが、一般客にとって参加券はただの“紙くず”同然。
その場で廃棄されるわけだが、この一般客が廃棄した参加券をハイエナタイプのポケGO民が、ゴミ箱から“ゴミ漁り”して回収するという珍事も散見された。
また、こうして集めた参加券や、何回も並び直して複数枚参加券を入手し、それを転売する転売屋も出現してしまった。
このような反社会的な行為が増えると、こうしたイベントの存続や、スポンサー離れも懸念される。
ポケGO民のマナー・モラルは常に問われ続けている。