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【ポケモンGO】トリデプスのPvP考察(おすすめ技と理想個体値)

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トリデプスの基本性能

図鑑No.0411種族値SCP
トリデプス攻撃94GBLロゴアイコン_CP500以下リーグ666
防御286GBLロゴアイコン_スーパーリーグ2004
HP155GBLロゴアイコン_ハイパーリーグ2239
合計535GBLロゴアイコン_マスターリーグ2239

トリデプスの弱点と耐性

弱点耐性
かくとうかくとう
×2.560
じめんじめん
×2.560
みずみず
×1.600
こおりこおり
×0.625
エスパーエスパー
×0.625
むしむし
×0.625
いわいわ
×0.625
ドラゴンドラゴン
×0.625
フェアリーフェアリー
×0.625
ノーマルノーマル
×0.391
ひこうひこう
×0.391
どくどく
×0.244

トリデプスの覚える技

通常技DPTEPT威力ゲージ時間
うちおとす4.402.6713.2+83
アイアンテール4.002.3312.0+73
ゲージ技威力ゲージDPE
やつあたり*10-700.14
おんがえし*130-701.86
かえんほうしゃ90-551.64
ストーンエッジ120-552.18
ラスターカノン132-701.89
*は限定技(※レガシー技等含む)

トリデプスの概要

PvP性能ポイント

鉄壁の要塞“トリデ”

その見るからに盾感たてかんまるだしのフォルムからも想像が容易たやすいように、

実数値の積が、実質、スーパーリーグ頂点だと言っても過言ではない、

超耐久型ポケモン

それまでの、マリルリ環境で構築された、ドラゴンフェアリーひこうくさ連中に対し、

トリデプスは、有利に立ち回れるタイプ相性と技構成を備えており、

【GBL前】第2(2019年2月1日~)からの実装と同時に、環境トップメタに君臨。

文字通り、それまでのPvP環境一新した盾(立たて役者やくしゃとなった。

スーパーリーグの「ほのお」枠

トリデプスが実装された【GBL前】第2(2019年2月1日~)環境では、

くさタイプはがね対策に、ほのお技自体の需要はあったのだが、

マリルリをはじめ、強力なみずタイプの勢力が強すぎて、どうしても耐久の低いほのおタイプは、活躍が難しかった。

そんな状況下で、貴重なほのお技であるかえんほうしゃを扱えるトリデプスは、

安心してほのお技を放てるほのお枠としての出番も多かった。

「ひこうタイプ」キラー

トップクラスのステータスと、ひこうタイプ二重耐性を持つトリデプスは、

ひこう連中相手なら、難攻不落鉄壁の要塞化す

スーパーリーグ界、最強格を誇るひこう枠、チルタリスと、エアームドですら、トリデプスの前では全く歯が立たず、

一方的にガン起点にされるだけ、されて、終わりである。

まさに、ひこうタイプ絶対許さないマン

ひこうタイプとトリデプスの対面を作れた時点で、相手には絶望という未来しか残されていない。

ギミックパの代名詞「砦/草/草」

トリデウツボ」並び
1500-ポケボタン-トリデプス 1500-ポケボタン-ウツボット 1500-ポケボタン-チェリム-ポジフォルム
防御時のタイプ相性
 
トリデプス
ウツボット
Pチェリム
(約2.56倍)、(1.6倍)、(約0.625倍)、(約0.39倍)、(約0.244倍)

トリデプスとSシャドウウツボットを組ませ、ラス1(ラストの1匹)勝負に持ち込むギミックパが定期的に流行する。

中でも、トリデプスの代表作であり、最も有名なギミックパでもあるのが、

」。

くさ2構成のゴリ押し型ギミックだが、GBLシーズン6後半(2021年1月12日~)のはっぱカッター弱体化までは、分かっていても、対策を怠るとゴリ押されてしまう本当に強いパーティであった。

このように特化型ポケモンは「ギミックパ」に採用されやすいため、トリデプスのギミックパ常連入りは必然といえるだろう。

対策されると脆い

最強クラスの硬さを誇るトリデプスも、かくとうじめん二重弱点のため、対策されると、案外もろ

実装と同時に環境に刺さっていたこともあり、一気に環境トップに登りつめたトリデプスだったが、

その後、マリルリのハイドロポンプ搭載型が増えて対策され始めたり、じめん枠代表のナマズン再雇用も促進、

更に、【GBL前】第2中盤の2019年3月6日に破格のバフ技、グロウパンチが追加され、これが決定打となった。

グロウパンチを積んでからのチャーレムは、誰も止められないと話題になり、チャーレムが大流行。

トリデプス一強時代は終わりを告げた。

技の変更履歴一覧

うちおとすの技変更履歴

通常技DPTEPT威力ゲージ時間
【GBL前】第1(2018年12月13日~2019年2月1日)
うちおとす4.002.6712.083
【GBL前】第2(2019年2月1日~7月10日)
うちおとす4.802.6714.483
GBLシーズン20(2024年9月4日~12月4日)
うちおとす4.402.6713.283

アイアンテールの技変更履歴

通常技DPTEPT威力ゲージ時間
【GBL前】第1(2018年12月13日~2019年2月1日)
アイアンテール3.602.0010.863
GBLシーズン17(2023年12月2日~2024年3月2日)
アイアンテール4.002.3312.073

やつあたりの技変更履歴

ゲージ技威力ゲージDPE
【GBL前】第3(2019年7月10日~9月28日)
やつあたり10400.25
【GBL前】第5(2019年12月12日~2020年1月30日)
やつあたり10700.14

おんがえしの技変更履歴

ゲージ技威力ゲージDPE
【GBL前】第3(2019年7月10日~9月28日)
おんがえし50401.25
【GBL前】第5(2019年12月12日~2020年1月30日)
おんがえし130701.86

かえんほうしゃの技変更履歴

ゲージ技威力ゲージDPE
【GBL前】第1(2018年12月13日~2019年2月1日)
かえんほうしゃ70501.40
【GBL前】第2(2019年2月1日~7月10日)
かえんほうしゃ90551.64

ラスターカノンの技変更履歴

ゲージ技威力ゲージDPE
【GBL前】第1(2018年12月13日~2019年2月1日)
ラスターカノン132652.03
GBLシーズン3(2020年7月28日~9月15日)
ラスターカノン132701.89

バランス調整の影響

「ラスカ」弱体化(ほぼ影響なし)

GBLシーズン3(2020年7月28日~)からの技調整で、ラスターカノンが弱体化。

とはいえ、トリデプスのラスターカノン採用は、かなりの少数派のため、この技調整の影響はほとんど受けていない。

入手・育成ポイント

入手可能な最低個体値

入手先最低PL最低IV組合せ
野生104096通り

トリデプスの個体値厳選

理想個体値(SCP1位)

CupsIV攻撃防御HPPLCPSCP
LC0E846.14147.268013.5500666
SL0FE78.99252.931425014972004
HLFFF92.14254.441435117612239
ML40FFF86.14237.881344015391960
ML41FFF86.69239.391354115591987
ML50FFF91.59252.931425017412211
ML51FFF92.14254.441435117612239

各種レギュに於ける理想個体値の補足

  • GBLでのCP500以下レギュレーションでは、CP制限以外にも出場条件が設定されるケースが多いため、実際には参戦できない場合あり
  • 野生出現しないポケモン(リワード産やレイド産限定)や、トレードに制限のあるポケモン(伝説や幻のポケモンなど)は、最低PLや最低個体値が条件に応じて適用されるため、その範囲内での理想個体値となる
  • 上記条件などにより、入手時点でCPがCP制限を超えてしまい、理想個体値が存在しない場合は"-"と表示
  • 理想個体値(SCP1位)が複数存在する場合は、個体値の総和が最大のものを代表として表示
  • マスターリーグでは、通常マスター(PL50)+相棒ブースト適用(PL51)と、MLクラシック(PL40)+相棒ブースト適用(PL41)毎にSCP表示

もともと硬いでお馴染みのトリデプスであったが、

GBLシーズン6(2020年12月1日~)からのPL上限解放に伴い、PL50まで強化可能となったことで、

スーパーリーグでの理想個体値が【CFF】から【0FE】へ更新された。

スーパーリーグ環境でありながら、そのステ積(SCP)は驚異の283SCP2004)を超える。

まさに規格外硬さを手に入れ、一度は覇者の座を退いたトリデプスが、再び、スーパーリーグ環境へ舞い戻ってきた。

特化厳選

スーパー環境ミラー用厳選
ミラー用厳選
CupsIV攻撃防御HPPLCPSCP
SL0FE78.99252.931425014972004

トリデプスのミラー戦は、通常技で決着がつくため、HP実数値が重要なのだが、トリデプスのような種族値が防御に尖っているポケモンの場合、

「SCP1位(0FE)のトリデプス」と、「全個体値でHP最大のトリデプス」で、HP1しか違わず、勝敗に影響がないため、下手に特化厳選するよりは、SCP1位個体が無難。

また、下記でも言及するように、PL40時代の旧理想個体(CFF)だと、PL50時代の現理想個体(0FE)には勝てないため、ミラー戦まで考慮する場合は、作り直す必要がある。

旧理想個体(CFF)はミラー戦に注意
CupsIV攻撃防御HPPLCPSCP
SLCFF83.77237.881344014971924

トリデプスの旧理想個体は、【CFF】だったため、個体値が最低でもA以上、保証されているタマゴ産やリワード産から、厳選しやすかった。

その為、ガチ勢の多くは、既に旧理想個体でスーパーリーグ用の個体を作成済みだと思われる。

旧理想個体CFF)から新理想個体0FE)へ厳選し直すかどうかについて言及すると、

トリデプスのような役割のはっきりしている特化型のポケモンは、対面の得意不得意が明確なため、多少のステ積(SCP)のは、それほど気にならず、わざわざ作り直さなくても役割の遂行に支障はないだろう。

とはいえ、トリデプスのミラー対面は、通常技で決着がつくため、旧理想個体ではHP実数値が足りず、新理想個体0FE)には勝てない点は留意する必要がある。

GBLシーズン17時点での環境に基づいて解説

弁論のザドキエル
弁論のザドキエル

特化厳選の実情は、パーティ立ち回りセットデザインする側面が強いため、厳選には答えがないというのも、一つの答えとなる。

特化厳選の実情

よく、有用な特化厳選(かつての2チルなど)が発見されると、その特化厳選が界隈かいわいで一時的に流行るが、話題になっているからといって、安易に飛びつくのは推奨しない。

明確な戦略もなく闇雲に特化厳選個体を使っても、(特化厳選の)コンセプトが分からず、使いこなせなければ、

ただSCPの低いだけの個体に成り下がり、せっかく苦労して厳選した個体なのに、倉庫番になってしまう可能性が高い。

更に、仮想敵やミラーに対する特化厳選は、シーズン毎の各種バランス調整環境変化ブレークポイント変わる可能性がある点にも注意したい。

特化厳選に関しては、一度、厳選したらそれで終わりという世界ではなく、環境が変わるたびに作り直すのが前提となる。

厳選は一度で終わらせたい場合や、あまり細かい事は深く考えずに、汎用的に使いたいのなら理想個体値SCP1位を使っておく事をオススメする。

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トリデプスの型(技セット)考察

トリデプスの技1回数とCT比較

1位トリデプスの画像技1うちおとす技1回数7,7,7,7
技2かえんほうしゃCT20.63
1位トリデプスの画像技1うちおとす技1回数7,7,7,7
技2ストーンエッジCT20.63
3位トリデプスの画像技1アイアンテール技1回数8,8,8,8
技2かえんほうしゃCT23.57
3位トリデプスの画像技1アイアンテール技1回数8,8,8,8
技2ストーンエッジCT23.57
5位トリデプスの画像技1うちおとす技1回数9,9,9,8
技2やつあたりCT26.25
5位トリデプスの画像技1うちおとす技1回数9,9,9,8
技2おんがえしCT26.25
5位トリデプスの画像技1うちおとす技1回数9,9,9,8
技2ラスターカノンCT26.25
8位トリデプスの画像技1アイアンテール技1回数10,10,10,10
技2やつあたりCT30.00
8位トリデプスの画像技1アイアンテール技1回数10,10,10,10
技2おんがえしCT30.00
8位トリデプスの画像技1アイアンテール技1回数10,10,10,10
技2ラスターカノンCT30.00

「技1回数とCT」の補足

GBLシーズン22時点での技性能で用語解説

1位 GBL年表-リストアイコン-フシギバナ 技1 つるのムチ 技1回数 6,6,5,6
技2 ハードプラント CT 11.25
2位 GBL年表-リストアイコン-オーダイル 技1 シャドークロー 技1回数 6,6,5,6
技2 かみくだく CT 11.25
弁論のザドキエル
弁論のザドキエル

図表の「技1回数」の数値は、各型のゲージ技(技2)を撃つのに必要な通常技(技1)回数で、

図表の「CT」の数値は、各型のゲージ技を撃つのに必要なターン数

技1回数の周期について

例えば、フシギバナの「つるプラント型(通常技とゲージ技の組み合わせ)」の場合、つるのムチ(技1)を6回撃つとゲージ技(技2)発動に必要なゲージが貯まりハードプラント(技2)を撃てる。

つるのムチを6回撃つとゲージは48貯まり、ハードプラントのゲージ消費は45のため、ゲージが3余る。

そのため、ハードプラントを3回目に撃つ時には、余りのゲージ分だけ早くゲージが貯まり、つるのムチ5回で撃てる。

このように技1回数の周期を表では「6,6,5,6」と表記している。

型の性能はCTで比較する

CT(チャージターン)は、単体でこの数値を見てもあまり意味がなく、他の型(技セット)との性能を比較する際に役立つ。

例えば、フシギバナの「つるプラント型つるのムチ×ハードプラント)」は、CTがオーダイルの「シャドかみ型シャドークロー×かみくだく)」と同じ11.25のため、ゲージ技発動が同じタイミング、つまり同発(同時発動)になることが分かる。

このように、型(技セット)同士のCTを比較することで、どちらの型の方が先制できるのか、また、回転はどちらの方が早いのか、等が判断しやすい。

GBLシーズン22時点での技性能で用語解説

うちエッジ放射型

1500-ポケボタン-トリデプス
  • うちおとす
  • ストーンエッジ
  • かえんほうしゃ
通常スーパー

トリデプスの一番大事な仕事は、ひこうタイプを通常技だけでガン起点にすること。

つまり、通常技はうちおとす一択となる。

また、スーパーリーグで貴重なほのお技は、何かと重宝するため、かえんほうしゃを切る理由も特にない。

よって、トリデプスのうちおとすかえんほうしゃはほぼ、固定セットで問題ないだろう。

サードアタックをストーンエッジにした「エッジ型」は、「ラスカ型」よりゲージ消費が少ないため、

汎用性があって扱いやすいトリデプスの「テンプレ型」。

GBLシーズン1時点での環境に基づいて解説

うちエッジラスカ型

1500-ポケボタン-トリデプス
  • うちおとす
  • ストーンエッジ
  • ラスターカノン
通常スーパー

ラスカ型」は、苦手なかくとうじめん、ミラー戦を意識して採用するケースが僅かに存在したが、

実戦では、それほど大きな違いも実感できないことから、少数派の域を脱せなかった。

それが、GBLシーズン3(2020年7月28日~)から実施されたバランス調整で、ラスターカノンが弱体化、採用率は更に下がると思われる。

GBLシーズン3時点での環境に基づいて解説

初手「トリデプス」パーティ考察

スーパー環境(CP1500以下)

「砦・ウツボ」の並び

初手 裏(引き先) 裏(引き先)
1500-ポケボタン-トリデプス
1500-ポケボタン-ウツボット
1500-ポケボタン-チェリム-ポジフォルム
1500-ポケボタン-メガニウム
1500-ポケボタン-ハヤシガメ
1500-ポケボタン-ドダイトス
1500-ポケボタン-トロピウス
1500-ポケボタン-フシギバナ
ひこう激強 裏が「ギミック
トリデウツボ」並び くさ枠候補
初手 裏(引き先) 裏(引き先)
1500-ポケボタン-トリデプス
1500-ポケボタン-ウツボット
1500-ポケボタン-ゴースト
1500-ポケボタン-ヤミラミ
1500-ポケボタン-ドクロッグ
1500-ポケボタン-デオキシス
1500-ポケボタン-デンチュラ
トリデウツボ」並び かくとう耐性
かくとう弱点 裏がかくとう耐性2
最も有名なギミックパ

「砦、」は、GBL界で最も有名なギミックパといっても過言ではない。

その完成度の高さは折り紙付きで、GBLシーズン6はっぱカッター弱体化するまでは、「砦、」を無視した構築は、暴虎馮河ぼうこひょうがだと言わざるを得ないほど、GBL界に及ぼす存在感と影響力は大きかった。

このギミックパが成立したのは、ひとえにスーパーリーグ界最強の存在に他ならない。

ひこう相手には鉄壁の要塞と化すトリデプスと、かつてはタイプ相性を無視したレヴェルの削り性能を誇ったはっぱカッターを、

くさ界(はっぱカッター持ち)最高峰の攻撃力シャドウボーナスにより繰り出せた、Sシャドウウツボットだからこそ「砦・ウツボ」の並びは成立した。

残り草枠のバリエーション

ただ、この「砦、」はあまりにも有名なギミックパのため、だいぶ対策も進んでしまっていて、逆にカモられてしまう事も増えてきた。

そのため、「砦・ウツボ」の並びは固定セットだが、残りのくさ1を、

」対策の対策として、様々なパターンが開発されている。

当初は、とにかくはっぱカッター2を並べるだけだったのが、ウツボットのタイプ(くさどく)と弱点が被らないように、同じタイプのフシギバナやウツドンなどは避けるようになったり、

ゲージ技も考慮されるようになり、メガニウム(じしん)、ハヤシガメ(のしかかり)、ドダイトス(ストーンエッジ)などのパターンが開発された。

その中でも、残りくさ枠の定番は、くさミラーにも強く、技範囲の広いチェリムP(ウェザーボール)が担うことが多くなった。

「トリデプス・ウツボット・チェリムP」考察
初手 裏(引き先) 裏(引き先)
1500-ポケボタン-トリデプス
1500-ポケボタン-ウツボット
1500-ポケボタン-チェリム-ポジフォルム
ひこう激強 裏が「ギミック
防御時のタイプ相性
 
トリデプス
ウツボット
Pチェリム
(約2.56倍)、(1.6倍)、(約0.625倍)、(約0.39倍)、(約0.244倍)

初手にトリデプスを置き、引き先でSウツボットとチェリムPを使い分けるパーティ。

トリデプス初手は、エアームド、スリーパー、デンチュラ、Aガラガラ、ユキノオー、チルタリス、Aキュウコン、ウツボット、トロピウスなどに出し勝ち。

ただ、このパーティは最も有名なギミックパ「砦、」のため、出し負けてナンボ、出し勝っても裏にひこうがいたら詰むので、

初手ひこうなどでない限り、とりあえず一旦は、くさに引くのが基本。

具体的には、出し負けたら裏のくさに引き、ひこうを釣り出したらトリデプスでガン起点にして、残りのくさを通すのが基本戦術。

トリデプスが出し勝って、相手から引いた場合でも基本の動きは同じで、引き先で多いマリルリはもちろん、Dデオキシスやヤミラミ、ブラッキーなどもはっぱカッターで後追いすれば、ゴリ押せる。

ここで対面を取れれば、相手にひこうがいる場合は、ひこうくさを処理してくるので、そのひこうをトリデプスでガン起点にして、残りのくさを通せばよい。

草草偽装パ
初手 裏(引き先) 裏(貫通)
1500-ポケボタン-トリデプス
1500-ポケボタン-ウツボット
1500-ポケボタン-ヤミラミ
トリデウツボ」並び かくとう耐性

「砦、」が、あまりにも有名なギミックパのため、

トリデプス初手を見た相手が、「砦、」想定の立ち回りをすると、実はラス1ではないという、

いわゆる、偽装パ”。

偽装パの特徴は、中性的な引き先ではなく、ウツボットに引いてを匂わせてから、ラス1勝負に持ち込む動きが、一般的なバランス型補完パーティの立ち回りとは異なる点。

様々なパターンが開発されており、さながら砦ガチャともいえる状況になっている。

3体目の傾向としては、かくとうに優勢なポケモンを配置するケースが多く、かくとうに弱いトリデプス初手と、裏がかくとう耐性2枚のギミックパになっている。

裏が「かくとう撃退枠」2枚
初手 裏(引き先) 裏(貫通)
1500-ポケボタン-トリデプス
1500-ポケボタン-ウツボット
1500-ポケボタン-ヤミラミ
かくとう弱点 裏がかくとう耐性2
防御時のタイプ相性
 
トリデプス
ウツボット
ヤミラミ
(約2.56倍)、(1.6倍)、(約0.625倍)、(約0.39倍)、(約0.244倍)

初手トリデプス構築も、「初手Gマッギョ」構築と同様、トリデプスがかくとう激弱の関係で、2かくとうに厚くする選出が基本となる。

「砦・ウツボ」並び+αアルファ枠は、最低限かくとうに打点や耐性のあるポケモンが望ましい。

この、トリデプスの2かくとうに厚くする選出が、なぜ強いのかというと、一見では、ギミックパに見えない、隠れギミックパになっており、その実態は、「かくとう耐性」という役割を重ねたギミックパそのもののため、ギミックパの強さの原理がそのまま当てはまる。

バランス型補完パでもある
初手 裏(貫通) 裏(引き先)
1500-ポケボタン-トリデプス
1500-ポケボタン-ウツボット
1500-ポケボタン-デオキシス-ディフェンスフォルム
はがねくさ補完並び 中性的引き先
防御時のタイプ相性
 
トリデプス
ウツボット
Dデオキシス
(約2.56倍)、(1.6倍)、(約0.625倍)、(約0.39倍)、(約0.244倍)

出し負けた際の立ち回りを、中性的な引き先であるDデオキシスに引いて、対面を返す動きにすることで、ごく一般的な、バランス型補完パーティとしても機能する。

むしろ、この型の構築と立ち回りが原型で、中性的な引き先を、2重複させるギミック型にしたのが、当時の発明であった。

今となっては、ギミック型の初手トリデが一般化したため、常識も逆転してしまった典型例だろう。

この時代に、一つ云えることがあるとすれば、を見たら、何もかもを疑ってかかるべし。

「トリ・チャー」並び

初手 裏(貫通) 裏(引き先)
1500-ポケボタン-トリデプス 1500-ポケボタン-チャーレム 1500-ポケボタン-ドクロッグ
1500-ポケボタン-ヤミラミ
トリチャー」並び かくとう耐性
かくとう弱点 裏がかくとう耐性2

GBLシーズン67にかけて「チャーレム・Gマッギョ・トリデプス」構築が大流行し、この時のトリデプスとチャーレムの再会により、トリチャー並び再評価される。

その後「トリ・チャー」並びは、いくつか開発される流れになるのだが、まず、派生元の「チャーレム・Gマッギョ・トリデプス」構築に優勢な、かくとう2の「トリデプス・ドクロッグ・チャーレム」構築が開発され、

この、どのパーティにも優勢な「トリデプス・ヤミラミ・チャーレム」構築が「トリ・チャー」並びの覇権を握った。

「トリデプス・ヤミラミ・チャーレム」考察
初手 裏(引き先) 裏(貫通)
1500-ポケボタン-トリデプス 1500-ポケボタン-ヤミラミ 1500-ポケボタン-チャーレム
防御時のタイプ相性
 
トリデプス
ヤミラミ
チャーレム
(約2.56倍)、(1.6倍)、(約0.625倍)、(約0.39倍)、(約0.244倍)

初手にトリデプスを置き、引き先にヤミラミ、隠し玉チャーレムで貫通するパーティ。

トリデプスとチャーレムの補完が優秀なため、出し負けた際は、即ヤミラミに引いて、シールドを使い切ってでも、強引に対面を返せば、その後は対面ゲーに持ち込める可能性が非常に高い。

対面を返すのが難しい場合でも、チャーレムにシールドを集めることで、チャーレムなら全抜きできる可能性を秘めているため、最後まで諦めずにお願いチャーレムする価値は十分ある。

GBLシーズン6時点での環境に基づいて解説

備考

図表で省略された正確な倍率

タイプ相性倍率

ゲーム内コメント(タイプ相性) タイプ相性倍率
効果はばつぐんだ!(二重弱点
2.56
効果はばつぐんだ!(弱点
1.6
通常ダメージ(等倍
1
効果はいまひとつだ...(耐性
0.625
効果はいまひとつだ...(二重耐性
0.390625
効果はいまひとつだ...(無効
0.390625
効果はいまひとつだ...(耐性×無効
0.244140625

バフ・デバフ倍率

効果倍率 バフ デバフ
1段階目 1.25 0.8
2段階目 1.5 0.66666667
3段階目 1.75 0.5714286
4段階目 2.0 0.5

種族類型

種族類型 ステータス比率 特徴
耐久型 攻撃防御HP
ステ積(SCP)が最大となり、ステータス上の強さは最強。攻撃実数値が最小のため、先制権は、ほぼない。
HPタンク 攻撃防御HP
ステ積(SCP)は耐久型に次ぐため、ステータス上の強さは上位。防御型と比較し、1ターン技などの攻撃間隔の短い技には優位だが、威力の高い通常技やゲージ技に対しては弱い。
防御型 攻撃HP防御
ステ積(SCP)は耐久型に次ぐため、ステータス上の強さは上位。HPタンク型と比較し、威力の高い通常技やゲージ技には優位だが、1ターン技など、攻撃間隔の短い技には弱い。
バランス型 攻撃防御HP
ステ積(SCP)は低めのため、ステータス上の強さは弱め。攻撃実数値は高めのため、先制できることが多い。
攻撃型 防御HP攻撃
ステ積(SCP)が最小となり、ステータス上の強さは最弱。攻撃実数値が最大のため、ゲージ技をほぼ確実に先制できる。

厳選基準の詳細

厳選基準 解説
理想個体 SCP1位個体(全組合せ中、実数値の積が最大となる個体)
攻撃特化 全組合せ中、攻撃実数値が最大となる個体
防御特化 全組合せ中、防御実数値が最大となる個体
HP特化 全組合せ中、HP実数値が最大となる個体
100内A特 SCP100位以内に厳選された個体の中で、攻撃実数値が最大となる個体
100内B特 SCP100位以内に厳選された個体の中で、防御実数値が最大となる個体
100内H特 SCP100位以内に厳選された個体の中で、HP実数値が最大となる個体
レイド1位 最低個体値A以上固定の入手経路内で、SCPが最大となる個体
レイドA特 最低個体値A以上固定の入手経路内で、攻撃実数値が最大となる個体
レイドB特 最低個体値A以上固定の入手経路内で、防御実数値が最大となる個体
レイドH特 最低個体値A以上固定の入手経路内で、HP実数値が最大となる個体
相棒なし 最高の相棒によるCPブーストを適用しない状態でのSCP1位個体
相棒あり 最高の相棒によるCPブーストを適用した状態でのSCP1位個体

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    弁論のザドキエル

    日本の思想家、弁論家、アウトロー(聖属性)。マンガやアニメの考察。イラスト制作講座。ガジェット検証。ポケモンGOの考察やプレイ日誌。生物観察。ペット飼育。

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